デジタル
2018/10/31 19:00

年間120億個のプロダクトに関わる「TE Connectivity」の意外に超重要なテクノロジー

TE Connectivity(タイコ エレクトロニクス ジャパン)という会社をご存知ですか? 先日行われた、日本最大規模のIT・エレクトロニクスの展示会「CEATEC JAPAN 2018」にて、非常にユニークな展示を開いていました。電気自動車に水中ドローンにフライパン…聞いただけでワクワクしませんか?

 

↑CEATEC 2018のブースの中でも、ひときわ大きかったTE社のブース

 

TE社は「TE Connectivity」というブランドで、ケーブルを接続する「コネクター」や、情報を取得する部品「センサー」といった部品を手がけるグローバル企業。1957年に日本支社を設置し、60年以上の歴史を持つ老舗企業でもあります。

 

水に浮く? タイに進出する小型自動車

「FOMM ONE」は、ベンチャー企業のFOMM(フォム)が製造する電気自動車。4人乗りの電気自動車で世界最小クラスという、軽自動車よりも一回り小さいコンパクトモデルです。面白いのはこの自動車、車体のフレームがボートのようになっていて、水に浮いたまま動きまわれます(あくまで緊急時の機能となっていて、動作保証はありません)。

 

↑FOMM ONEとその生みの親、フォム社の鶴巻日出夫社長

 

日本で設計し、東南アジアのタイで生産・発売される予定です。将来的には自動運転に対応し、タクシーのように気軽に呼べる乗り物として展開することも検討しているとか。

 

さて、「FOMM ONE」に使われているTEの部品は、車両前面のカバーの中にあります。電気自動車に欠かせない、給電ケーブルのコネクターです。このコネクターは電気のコンセントのように、国によって使われている形状が違います。FOMM ONEではタイ政府の基準を満たすコネクターを探していたフォム社が、TE社に相談したことがきっかけで採用につながったそう。

 

実はTE社は自動車に関わるさまざまなコネクターを作っていて、世界中のメーカーに供給しています。まさに縁の下の力持ちですね。

 

↑「世界中ほぼすべての自動車メーカーに部品を供給しています」と豪語するタイコ・エレクトロニクス・ジャパン オートモーティブ事業部長の松井啓氏

 

↑これが電気自動車の給電用コネクター。国によって使われている形が異なります
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