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2019/2/25 18:00

AIチャットと忙しい女性の相性が良かった理由:「メチャカリ」のここが気になる

最後に服を買いに行ったのはいつだろうかーー。忙しい毎日に追われ、オシャレになど時間をかけてなどいられない。でも、着古したボロボロの服を着ていったらみっともない。こんなストーリーに共感できる人たちに、ぜひ「メチャカリ」というサービスを紹介したい。

 

「メチャカリ(MECHAKARI)」は、岡山県に本社を置くストライプインターナショナルが運営するファッションサブスクリプションサービスである。同名のスマートフォン向けアプリ経由で、同社ブランドの借りたい洋服を選ぶとその商品が宅配で届く。誰かが着用した商品ではなく、タグのついた新品が送られてくるのが特徴だ。

 

同アプリは、iOS 10.3以降またはAndroid 4.1以降の端末で利用可能。制作はチームラボが担っている。

 

↑扱っているブランドの特性上、女性向けのアイテムが中心だ。筆者も利用してみたが、男性向けは限定的

 

基本となるベーシックプランの月額料金は5800円(税抜)〜で、一度に借りられる洋服は3着まで。借りる洋服には返却期限はなく、気に入ったアイテムは5%引きの価格で買取可能。借りたアイテムには、返却用の伝票が同梱されており、利用済みの洋服はクリーニング不要で返送してOKだ。レンタル回数に制限はないが、返却時に380円/1回の返却手数料が別途発生する。ちなみに支払い方法は、クレジット決済とキャリア決済を選べる。

 

メチャカリの事業部長に話を聞いた

サブスクリプションサービスといえば、音楽聴き放題や、動画見放題でおなじみだが、ファッション関連でもここ数年で色々なサービスが登場した。特にストライプインターナショナルの「メチャカリ」はアパレルメーカーとしては初の試みだった。

 

同サービスは一体どんな経緯で提供されることになったのか。そして、提供後どんな使われ方をしているのか。同社のメチャカリ部を率いる澤田昌紀さんにお話を伺った。

 

↑ストライプインターナショナル メチャカリ部 部長 澤田昌紀さん

 

−−そもそも、何故アパレルメーカーが定額サービスを始めたのでしょうか?

 

澤田氏:アパレルの市場は縮小トレンドだと言われています。今や大部分のアパレルメーカーは売上高2500億円が限界値で、3000億円の壁があると言われます。この壁を超えているのは、ユニクロやしまむらくらい。我々が仮に1兆円の売上を目指すとした場合、既存の戦略の延長線上ではまずダメでしょう。

 

↑元々ストライプインターナショナルは、主力ブランドの「earth music&ecology」で、2010年に宮崎あおいさんを起用したテレビCMを流すなど、アパレルメーカーとしては斬新な手法を積極的に取り入れて市場規模を拡大してきた企業だ

 

澤田氏:こうした背景がありつつ、2014年頃にユーズドのビジネスに挑戦しようという話があがりました。代表の石川が「TSUTAYAみたいにユーズドとレンタルと組み合わせたらどうだろう」と思いついたのがきっかけです。

 

その後、私がシリコンバレーにあるサブスクリプションサービスを参考にしつつ、メチャカリの元になるようなビジネスモデルを提案したら、「それ、やりなさい」って採用になったんです。まさか事業部長になるとは思ってなかったですけれど(笑)

 

当時は「Airbnb」や「Uber」の登場に世間が賑わっていましたよね。今もそうですが、日本でもITベンチャーが既存の業界を食ってしまうと物議を醸していました。そういうベンチャーに我々の市場規模を食われてしまうくらいなら、先に我々がそういう市場を作ってしまえというわけです。

 

−−どんな客層に流行らせようと想定していたのでしょうか?

 

澤田氏:弊社は創業25年くらい。earth music&ecology(以降「アース」)というブランドもできて今年20年を迎え、幅広い層のお客様に着ていただいております。若い頃からずっとアースのファンという方も多く、常にエントリーカスタマーとして、若年層を取り込んでいきたいと考えています。

 

メチャカリをリリースした当時は、スマホゲームが流行って、課金する若者も多くなった時期でした。定額制アプリで洋服が借り放題なら、大学生に響くのではないかと考えました。

 

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