韓国サムスンは次期折りたたみスマートフォンを2タイプ準備していると噂されていますが、そこで気になるのが「折りたたみ部分のシワはどうなるのか」ということでしょう。縦折りでコンパクトになる「Galaxy Z Flip4」では折り目がずっと目立たなくなり、ほとんどの人は満足すると報じられていました 。
それに続き、横開きでタブレット大になる「Galaxy Z Fold4」について、前モデルのGalaxy Z Fold3と折り目を比較する画像が公開されています。
サムスン未発表製品に数々の実績のあるリーカーIce universe氏は、「Fold3 vs Fold4のシワ」と称して、同じ角度から撮ったという画像をツイートしています。Ice氏は5月末にもGalaxy Z Fold4のシワが前モデルより少し軽減されながらも、まだ目に見えると述べていました。
Fold3 vs Fold4 creases taken at the same angle (intercepted part) pic.twitter.com/iY67S85UEV
— Ice universe (@UniverseIce) June 19, 2022
たしかにメイン画面には目立つ折り目が付いてはいますが、それほど掘りは深くなく、より控えめにはなっているようです。この折り目は、サムスンの採用するヒンジ設計によるものと思われます。
韓国の業界情報誌ET Newsによれば、中国メーカーOppoやHUAWEI、Honorなどが折りたたみデバイスに使う水滴型ヒンジは、折りたたんだときにディスプレイがヒンジの内側に入り込むため、両側の画面を密着できるというもの(下の動画を参照のこと)。それに対してサムスンの「U字型ヒンジ」は折りたたんだときスキマができ、シワがつきやすいと説明されていました。
Galaxy Z Fold 4は、見かけはほぼFold3と同じながらも、画面はより広くなって使いやすくなり 、カメラ性能もGalaxy S22のようなハイエンド機に近づくと予想されています。
これまで折りたたみスマホは高価格ながらも、折りたたみと引き換えにさまざまな性能で妥協を強いられ、ニッチ市場に留まってきた印象もあります。ですが、カメラ性能が引き上げられ、折り目も目立たなくなれば、今年こそメジャーにのし上がるのかもしれません。
サムスンは8月10日の「Unpacked」イベントにて、これらの折りたたみスマホを発表すると噂されています。出来れば価格も一般ユーザーに歩み寄ることを期待したいところです。
Source:Ice universe(Twitter)
via:PhoneArena