今年の「iPhone 14 Pro」モデルには常時表示、つまりロック状態でも画面が消えずに時刻やウィジェットなどが表示され続けると予想されています。さらにProモデルではノッチ(画面上部の切り欠き)がなくなり「ピル+ホール」、すなわち横長と丸い穴の2つが空くことも確実とみられています。
では、iPhone 14 Proモデルのロック画面はどう見えるのか? その細かな情報が伝えられています。
まずiPhone 14 Proの画面に空いた2つのパンチホールは、間の画素がオフにされてひと繋がりの「ピル」(横長の穴)に見えることは、ほぼ定説となっています。
さて新たな噂話によると、iPhone 14 Proのステータスバー(画面上にある表示欄)は、ディスプレイ上部の使えるスペースが広がったおかげで、電波強度のアンテナが左側に移動するとともに、「(残り)○%」の表示と残量を目に見える形にした電池アイコンを組み合わせたバッテリー表示が復活するとのことです。
実は2017年発売のiPhone X以降は、フラッグシップ(Face ID採用)iPhoneのロック画面では「○%」表示が消えていました。なぜなら画面上の真ん中に大きなノッチがあるため、両横にスペースが足りなくなっていたからです。
最近のiOS 16ベータ5では「バッテリーアイコンの中に%表示」となっていましたが、残量が減ってもアイコンの形が変わらず、逆に分かりづらいとの声もありました、
The battery percentage indicator makes it’s debut on notched devices with iOS 16 beta 5! pic.twitter.com/uAOmPRTFhE
— Aaron (@aaronp613) August 8, 2022
さらにiPhone 14 Proのロック画面では、次のような新機能や変更があるとのことです。
- 深度効果を持つロック画面の壁紙の背景は、ディスプレイが常時点灯モードのときに消えて完全に暗くなり、前景は薄暗くなります。またユーザー設定により前景に色付けされ、縁取りが強調されるようになります。
- ウィジェットは常時点灯中も表示されますが、有機ELの焼き付きを防ぐため、ユーザーにはわからないように一定の間隔でフェードイン&フェードアウトします。
- 常時点灯のロック画面と通常のロック画面は、壁紙や色、フォント、ウィジェットを共通にする必要があり、コンテンツを別々にはできません。常時点灯の中核となるビジュアル要素そのものは、個別にカスタマイズできます
- 通知はiPhone 14 Proの常時表示体験の一部となり、通常のロック画面と同様に、通知は下から1つずつせり上がり、10秒間はさりげなく表示され続けます
- iPhone 14 Proの発売後すぐに、常時表示や壁紙に関するバグ修正を含むiOS 16.0.1または16.1等のアップデートを配信する予定とのこと
この常時表示機能は、すでにApple Watch Series 5以降で実現していたりします。当時は「いつでも時計に時刻が表示されている!」と謎の感動がありましたが、iPhone 14 Proでも感激がありそうです。
Source:MacRumors