かつてTwitter用クライアントアプリTweetbotを開発していたTapbots社が、SNSのMastodon用アプリ「Ivory」をApp Storeで公開しました。
このIvoryは、iPhoneとiPad向けのアプリ。2022年11月下旬から、限られたユーザーを対象にベータテストを行っていましたが、Twitterがサードパーティ製アプリのAPIアクセスを正式に終了したため、開発が速められた格好です。
Say Hello to Ivory. Our Mastodon client for iOS available on the App Store! If you liked Tweetbot, you'll love Ivory and feel right at home. Go download it, try it free for 7 days, and experience it for yourself!https://t.co/cJ9DseD31W pic.twitter.com/Y9oLQ1NDcp
— Tapbots (@tapbots) January 24, 2023
IvoryはTweetbotとよく似た画面レイアウトを備え、タイムラインやメンション、通知やプロフィール、リストなどのタブもあります。ほぼお馴染みのインターフェースとなっており、元Tweetbotユーザーはすぐに慣れそう。
現在はアーリーアクセス中、つまり初期バージョンのため、足りない機能も少なくはありません。今後はユーザーに使ってもらいながら、プロフィールや投稿の編集、通知タブやナビゲーションバーの改善などを追加していくつもりと予告されています。
Ivoryは無料でダウンロードできるものの、この状態では投稿の閲覧しかできません。月額300円/年額2500円の課金をすることで、投稿などの全機能が利用できるようになります。
まだまだ機能が少なく、今後もいつアップデートされるか不明なことから、しばらく様子を見ても良いかもしれません。また、MastodonというSNSもTwitterと似ているようで、かなりの違いがあります。まずMastodonのアカウントを作り、他の無料クライアントアプリで経験を積みながら、Ivoryの完成度が高まるのを待つという選択肢もありそうです。