デジタル
Apple
2023/4/6 19:30

苦戦するAR/VRヘッドセット業界、Appleが「最後の希望」か?

Apple(アップル)の「AR/VRヘッドセット」は、苦戦する同市場にとって「最後の希望」になると、著名アナリストのMing-Chi Kuo(ミンチー・クオ)氏が述べています。

↑Appleのヘッドセットは最後の望み(画像提供/MacRumors)

 

AppleのAR/VRヘッドセットは「Reality Pro」の名称で、早ければ6月の「WWDC 2023」で発表されると噂されています。両目に4K解像度ディスプレイを搭載し、アイ/ハンドトラッキングが可能な同ヘッドセットは、3000ドル(約39万円※)とかなり高価な製品になると見られています。

※1ドル=約131.2円で換算(2023年4月6日現在)

 

待望のAppleの市場参戦で、ついにAR/VRヘッドセットの時代が本格的に到来かと思いきや、Kuo氏は懐疑的。現在のAR/VRヘッド市場でソニーとMeta(メタ)が苦戦しており、前者の「PlayStation VR2」ヘッドセットの生産計画や、後者の「Quest Pro」の出荷予測台数がともに削減されたと同氏は指摘しています。

 

それを一つの根拠としながら、「Appleの発表イベントは、AR/VRヘッドセットがデジタル業界で次のヒット製品になる可能性を持っていると投資家たちを納得させるための最後の希望となりそうだ」と同氏は論じているのです。

 

Apple社内でも投入に疑問の声があがっていると報じられる同社のAR/VRヘッドセットですが、はたして勝機を見出すことができるのでしょうか?

 

Source: Medium via 9to5Mac