iOS 16.4.1配信開始。「悪用された可能性ある」脆弱性を修正、全ユーザーがアップデート推奨!

ink_pen 2023/4/10
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iOS 16.4.1配信開始。「悪用された可能性ある」脆弱性を修正、全ユーザーがアップデート推奨!
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

アップルは4月7日(米現地時間)、iOS 16.4.1を配信開始しました。3月末にiOS 16.4が配信されてから、約1週間後のマイナーアップデートとなります。

↑早めのアップデートを!

 

iOS 16.4.1にアップデートするには、設定アプリから[一般]>ソフトウェアアップデートを選択します。

 

今回のアップデートは重要なバグの修正とセキュリティアップデートのみで、新機能の追加はありません。バグの修正は、次の2つです。

  • 押している手の絵文字でスキントーンの選択肢が表示されない問題
  • Siriが応答しないことがある問題

 

またiOS 16.4.1およびiPadOS 16.4.1では、アップルが「活発に悪用された可能性ある」という脆弱性が修正されています。

 

1つ目はIOSurfaceAcceleratorの欠陥で、アプリが「カーネル特権で任意のコードを実行できる可能性がある」というものです。もう1つはWebKitの欠陥で、悪意のあるコードの処理も任意のコード実行につながる可能性があると述べられています。

 

いずれも、放置しておけば重大なセキュリティへの脅威になりかねない脆弱性です。全てのユーザーに、速やかなアップデートがお勧めされます。

 

今回のアップデートでは、少し前から複数の報告があった「天気」アプリの不具合には言及されていません。記事執筆時点ではシステムステータスページでも障害は発生していないとされ、サーバー側の調整で解決したのかもしれません。

 

Source:Apple
via:9to5Mac

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