モトローラ・モビリティ・ジャパンは7月6日、折りたたみのAndroidスマホ「motorola razr 40 ultra」と、ミドルハイモデルの「motorola edge 40」を発表しました。販売価格はmotorola razr 40 ultraが15万5800円(税込)で、motorola edge 40が6万4800円(税込)です。
大きめな「アウトディスプレイ」搭載の折りたたみスマホ
motorola razr 40 ultraは、6月1日にグローバルで発表されたモデル。モトローラ・モビリティ・ジャパンのラインナップの中では、プレミアムに位置づけられています。また、モトローラはいち早く折りたたみスマホを市場に投入していますが、本製品で4世代目にあたります。
折りたたんだ状態でも使えるよう、本体に3.6インチのアウトディスプレイを搭載。メッセージやメール、SNSの閲覧はもちろん、音楽アプリの操作、マップアプリの使用などが可能です。開くと現れるメインの有機ELディスプレイは、22:9比率の6.9インチサイズで、リフレッシュレートは165Hzに対応しています。
折りたたむときに任意の角度で固定することができ、いろいろな使い方ができます。たとえば、スタンド状態にしてアウトディスプレイにカメラアプリを表示させると、自分の姿を見ながらセルフィーが可能。ほかにも、本体を90度に折り、ビデオカメラのように持って撮影といったこともできます。
本体サイズは約高さ170.83×幅73.95×厚さ6.99mmで、重さは約188gです。なお、折りたたみ時のサイズは約88.42×73.95×15.1mm。
カメラは1200万画素のメイン、1300万画素の超広角+マクロの2眼構成。フロントは3200万画素とリアカメラよりも高画質なうえに、デュアルピクセルPDAFに対応しており、明るく鮮明な撮影が可能とのこと。
そのほか主なスペックは、Snapdragon 8+ Gen 1、8GBメモリー、256GBのストレージ。SIMはnanoSIMとeSIMに対応しています。
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日本ユーザーの嗜好に合わせたmotorola edge 40
motorola edge 40は、日本ユーザーの嗜好に合わせたとするモデル。こちらもグローバルのいくつかの国で先行販売しており、日本のユーザーの要望を取り入れはしたものの、ヒットしているといいます。
本体は丸みを帯びたディスプレイにしたほか、質感を重視したデザインに仕上げたとのこと。また、本体サイズは約高さ158.43×幅71.99×厚さ7.58mm、重さは約171gと、薄型軽量な設計になっています。
カメラは5000万画素のメインと1300万画素の超広角+マクロを装備。また、フロントカメラは3200万画素となっています。
スペックは、MediaTek Dimensity 8020、8GBメモリー、256GBストレージ。SIMはこちらもnanoSIMとeSIMに対応です。
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販売は両モデルともに、直販サイトのほか、各家電量販店やECサイトで。加えて、国内の通信事業者としてはIIJmioが独占販売します。MNPによる乗り換えでmotorola razr 40 ultraは10万9800円(税込)、motorola edge 40は3万9800円(税込)と、特別価格で販売。製品の仕様から見てもかなりお得といえるでしょう。
ほかと比べて手に取りやすい価格で、ユーザーの新たな選択肢になるかも
新製品の発表会には、モトローラ・モビリティ・ジャパンの代表取締役社長の松原丈太氏が登壇。折りたたみスマホについてIDCのレポートをもとに「2021年は800万台、2022年はなんと倍の1600万台の出荷台数になった。今後も続いていくトレンドだと考えており、約5年の間に5.6倍の市場規模になると考えている」と期待を寄せています。
とはいえ、サムスンやグーグルを見ると、折りたたみスマホはまだまだ高価な印象で、購入に踏み切れない人も多いはず。そのなかで、IIJmioからは10万円ほどで購入できるなど、motorola razr 40 ultraは手が届きやすい価格帯。それでいて、本体の軽さや開かずに操作できるアウトディスプレイなど、使い勝手もよさそうです。
新しい形のスマホを手にしてみたいけど、そこまで価格で冒険はしたくないユーザーにとっては、いい選択肢になるかもしれません。
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