デジタル
2016/12/3 17:00

急増する高齢者の転倒事故軽減に光! リストバンド「safr」の緊急通知機能搭載に期待

人は年を取るにつれて、筋力や視覚・聴覚の低下といった身体的変化により、ちょっとした段差でも転倒しやすくなります。もしも一人暮らしをしていてケガで動けなくなってしまったとき、助けを呼ぶ手段がなければ非常に危険。離れて住む両親が心配だという方も多いのではないでしょうか。そんな緊急事態が生じた際に迅速な対応をサポートしてくれる画期的なアイテム「safr(セーファー)」がIndyGoより発売されます。

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↑safr。色はチャコールグレーとパステルイエローの2色で、価格は1万2960円。現在予約受付中

 

4割が入院の必要あり――たかが「ころぶ」と侮れない実態

高齢者の事故のなかで最も多いのが「ころぶ」事故だといわれています。東京消防庁の調査によると、平成27年に日常生活の事故で救急搬送された高齢者は6万8122人(東京消防庁管内)で、その原因の8割を「ころぶ」が占めているとのこと。単に「ころぶ」というと軽症をイメージしてしまいがちですが、実際には救急搬送された高齢者のうち約4割が入院の必要がある中等症以上と診断されているという結果も報告されています。

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↑事故種別と救急搬送人員(平成27年中) 出典:東京消防庁ホームページ

 

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↑高齢者の「ころぶ」事故による初診時程度別の 救急搬送人員(平成27年) 出典:東京消防庁ホームページ

 

同じく東京消防庁からは、事故の発生場所については住宅など屋内での発生が5割以上を占めているという調査結果も発表されています。つまり、一人暮らしの場合では事故発覚が遅れ、症状が重篤化してしまう危険性が高いといえるでしょう。

 

転倒や衝撃を自動検知して緊急通知するリストバンド

今回IndyGoより発表された「safr」は、Bluetooth4.0対応のウェアラブル・リストバンド。歩数や運動量、睡眠の質の測定といった普段使いの機能に加え、もしものときのための安全機能を搭載しているのが本製品の大きな特徴です。

 

具体的には、「safr」を身に付けた人が転倒したとき、あるいは身体的に激しい衝撃を受けた場合にそれを自動で検知し、専用アプリに登録された家族や友人にスマホ経由で緊急通知を送信してくれます。この機能を活用すれば、事故の早期発見につながり、症状の重篤化を防ぐことができるのではないでしょうか?

 

しかも低消費電力のBluetoothテクノロジーを採用しているため、1回の充電で約一週間使用できます。

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一人暮らしの親が心配だという方は多いと思いますが、毎日のように訪問するのは現実的に難しいもの。いざというときに安心できる「safr(セーファー)」をプレゼントしてみるのもいいかもしれませんね。

 

【SPEC】

●サイズ/質量:W42×H24×D9㎜/28g ●電池:充電式リチウムポリマー電池 ●電池パック: 3.7V、150mAh ●電池寿命:一回の充電で約1週間  ●適応温度:-20℃~+60℃