サムスンの次期ハイエンド・スマートフォン「 Galaxy S25」シリーズなどに搭載が噂される「Snapdragon 8 Gen 4」チップは、前世代より性能が大幅に高くなると予想されています。
そんなスマホ向け最先端チップに、デスクトップPC用GPUと同じ「フレーム補完技術」が搭載されると著名リーカーが主張しています。
このフレーム補完技術(一般的にはフレーム生成技術)は、NVIDIAが自社のグラフィックボードRTX 40シリーズ向けに送り出し、その後にAMDが独自のバージョンを発表したもの。前者はDLSS 3、後者はAMD Fluid Motion Framesと呼ばれます。
具体的には、AIを使って新しいフレームを生成し、レンダリングされたフレームの間に挿入する技術です。例えば、それによって60fps(秒間60フレーム)を120fpsに引き上げることが可能になります。
著名リーカーDigital Chat Station(DCS)氏は、「Snapdragon 8 Gen 4がGPU補完技術を正式にサポート」と中国のSNS・Weiboに投稿。さらに『原神』で1080p+120fpsを維持できることに期待したい」と述べています。
この情報は、韓国方面からの噂話とも一致しています。原神は高解像度や高フレームレートを設定できるものの、それを実際に動かせるスマホがほとんどありません。
さらにDCS氏は、フレーム補完技術がSnapdragon 8 Gen 3とSnapdragon 8s Gen 3もサポートしていると付け加えています。つまり、今後のソフトウェア・アップデートにより、Galaxy S24シリーズなど1世代前のデバイスでも、処理の重いゲームがサクサク動くようになると期待できそうです。
Source: Digital Chat Station
via: Wccftech