Googleは8月末から、AndroidアプリストアのPlayストアから「低品質」のアプリを一掃すると予告していました。実はこの新ポリシーが実行される前の6月時点で、利用できるアプリの数が170万本以下となり、前年同時期より約100万本も減っていたことが明らかとなりました。
今年7月、同社は「スパムと最低限の機能に関するポリシー」を更新し、テキストのみのアプリや壁紙1枚を提供するだけのアプリ、何もしないか機能しないように設計されたアプリなど「機能やコンテンツが制限された」アプリは許可しないと警告していました。
それ以前からPlayストアには「応答しない、インストールできない、クラッシュする、または何らかの形で異常な動作をする、壊れたアプリ」を禁止するとのルールがありました。かつて、iOSのApp Storeとどちらがより多くのアプリを配信するかを競い合った頃から一転して、アプリの質を向上させるとともに、悪質なアプリを減らすことに重きが置かれているわけです。
調査会社Statistaが発表したレポートによると、2024年6月時点でPlayストアで入手できるアプリは170万本弱であり、前年比で100万本も減少し、ピーク時期の300万本から大幅に減っているとのことです。
ただし、Androidユーザーが注意すべきは、GoogleがPlayストアから怪しげなアプリを削除したからといって、すでにスマホにインストール済みの場合は、自ら手動で消す必要があるということ。
かつてGoogleの審査基準が緩かった頃に入れたアプリの中には、迷惑広告や別のアプリへの「なりすまし」も含まれていました。そうした有害アプリも自動でアンインストールする新機能が必要になるかもしれません。
Source: Statista
via: PhoneArena