人類滅亡まであと何秒? 最新の「終末時計」がもうすぐ発表

ink_pen 2025/1/17
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人類滅亡まであと何秒? 最新の「終末時計」がもうすぐ発表
佐藤まきこ
さとうまきこ
佐藤まきこ

大学時代に細胞培養の研究を専攻した後、メディア・広告の世界へ。雑誌編集者や広告のプランナー、コピーライターとして長年経験を積み、フリーランスのプランナー、エディターとして活動中。ハワイ、オアフ島在住。Instagram: @hawaii_milestone

核戦争、気候変動、人工知能(AI)など、人類を滅ぼす危機が迫っていると言われています。私たちにはどれくらいの時間が残されているのでしょうか? もうすぐその答えが発表されます。

↑終末時計は進んでしまうのか?

 

人類滅亡までの時間を示した「終末時計」と呼ばれるものがあります。人類が滅亡する時間を午前0時にして、「人類滅亡の午前0時まで、あと何分」というように、残り時間を象徴的に示しているのです。

 

もともとこの時計は、米国の科学誌「原子力科学者会報(BAS)」が核戦争に対して警告することを目的に作りました。終末時計の時刻は、核技術などの専門家たちが集まって決定し、毎年1月にその年の時刻が示されるのです。人類滅亡の危機に気候変動や生物兵器、AIが含まれるようになり、そういった人類滅亡が危ぶまれるような事柄が多く起きれば、翌年の終末時計の針は進められ、逆に危機が減れば終末時計の針は後ろに戻るのです。

 

終末時計が最初に作られた1947年は、時計の針が「午後11時53分」、つまり人類滅亡まで「あと7分」でした。しかしその後は、滅亡までの時間が伸びた年もあったのですが、2020年には初めて「残り100秒」となり、2023年と2024年は「残り90秒」まで、人類の危機が差し迫っています。

 

2024年は、ロシアとウクライナの戦争が続き、中東の戦争も激化。地球平均気温は史上最も高くなり、気候変動が原因とみられる自然災害も起こりました。国連は気候変動の対策を行わなければ、2040年までに数十億人規模の人々が飢餓に見舞われる可能性があると警告しています。

 

2025年の終末時計の時刻が発表されるのは、1月28日。その時刻に世界から注目が集まります。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Is humanity doomed? Doomsday Clock will be updated this MONTH to determine our fate – as the Russia-Ukraine war rages on and climate disasters continue to wreak havoc. January 6 2025

Doomsday Clock. Watch the 2025 Doomsday Clock announcement

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