米ディズニーは、米国にて動画配信サービス「Disney+」の広告ありプランを12月8日から導入すると発表しました。価格は7.99ドルで、現在の広告なしプランと同じ。その同日に広告なしプランを月額10.99ドルとして、3ドル値上げする予定です。
この広告付きプランは3月に発表したもので、いきなりではありません。ようやくどの程度の価格になるか、いつ始まるかが明かされた格好です。
On December 8, Disney+ will introduce its much-anticipated ad-supported subscription offering in the U.S., delivering more choice to consumers than ever before: https://t.co/tnKVitqjih pic.twitter.com/fafTkJHqyY
— Walt Disney Company (@WaltDisneyCo) August 10, 2022
ライバルとなるNetflixも広告付き低価格プランを、2023年初め頃にスタートする予定です。しかし、自社製作ではないライセンスド・コンテンツ(ほかのパブリッシャーから合法的に配給してもらうコンテンツ)が全て観られるわけではないと認めており、Disney+の広告付きプランも同じような制約が課される可能性もあります。
ディズニーのボブ・チャペックCEOは第3四半期決算報告の場で、広告付きプランにつき「視聴者に素晴らしい体験を保証するために、広告の負荷と頻度は低くする」と述べていました。つまり広告が長すぎたり、たびたび挟まれたりすることはないというわけです。
これに先立つ5月には、ディズニーは広告付きプランでも1時間に4分以下しかCMを流さないと噂されていました。また、同社のクリスティン・マッカーシーCFO(最高財務責任者)は、小さな子供のプロファイルには広告を出さないと述べたそうです。
Disney+広告付きプランに年間契約はなく、そちらは広告なしプランのみとされています。その年会費も79.99ドルから109.99ドルに、30ドル跳ね上がることになります。
このプランは、2023年には他の諸国にも展開される予定です。今のところ日本では月額990円(税込)、年額9000円(税込)ですが、広告付きプランが追加されたタイミングで、値段も改訂されるのかもしれません。