ブレスやベルトをカスタマイズしたり、古くなったから交換したい!でも素人だと作業するのは難しそう…なんて思っている方も多いはず。実は専用工具さえあれば意外と簡単なんです。
今回からは、ブレスレット・ベルト交換術の手順やコツ、注意点などをご紹介していきます。自分で交換ができれば、気分や用途に応じていつでも自由に着け替えが可能。とても便利なので、ぜひマスターしておきましょう。
ブレスやベルトは、どうやって固定されている?
時計のブレスレットやベルトはラグと呼ばれるケース突起部に、写真の「バネ棒」部品で固定されています。この「バネ棒」とは、その名の通り内部にバネが収納された部品で、肩部分(①の箇所)を押すと、伸縮部分(②の箇所)が縮み、ケースから取りはずせる構造になっています。その肩部分を押し下げるための専用工具が、写真下の「バネ棒はずし」です。
「バネ棒はずし」とは?
「バネ棒はずし」の先端部は、「棒状」と「二股状」の2タイプがあります。ラグの形状によって、それぞれを使い分けられるようになっていて、「棒状」は横に穴の開いているタイプのラグ、「二股状」はそれ以外のタイプのラグに使用します。
取りはずしの前にやっておくべきこと
取りはずしの前に、まずはラグの方式を確認。写真の時計はラグ横に穴のないタイプなので、「バネ棒はずし」の二股状先端部を使用します。
また、作業中にバネ棒が飛び出してもラグにキズを付けないよう、セロテープなどを貼ってマスキング処理も施しておきましょう。
次回はいよいよ、取り外し~取り付けまでの実践編!簡単なステップとコツさえつかめば誰でも交換ができるので、ぜひトライしてみてくださいね。