サムスン電子は新製品発表イベント「Galaxy Unpacked」を開催。最新スマホの「Galaxy S26」シリーズを発表しました。日本でも発売が決まっており、「Galaxy S26 Ultra」「Galaxy S26+」「Galaxy S26」の3機種が市場に投入されます。Samsungオンラインショップでの販売価格は下記のとおりです。
Galaxy S26 Ultra
256GB 218,900円(税込)
512GB 246,400円(税込)
1TB 299,200円(税込)Galaxy S26+
256GB 169,920円(税込)
512GB 196,900円(税込)Galaxy S26
256GB 136,400円(税込)
512GB 163,900円(税込)

これまでのSシリーズも独自機能によってAIスマホとして確固たるポジションを築いてきましたが、今回登場したS26シリーズもAIに注力。新機能もあれば、従来モデルに搭載された機能の強化もあります。
メッセージのやり取りを理解して次の行動を提案など、多岐に渡るAI機能
新機能として搭載されたのは、メッセージアプリでやり取りしている内容を理解して次の行動を提案してくれる「Now Nudges」です。
たとえばメッセージアプリでスケジュールのやり取りをしたら画面上に予定が表示され、「この前の写真を送って」とメッセージが来たらギャラリーから該当の画像を見つけてくれます。「渋谷集合ね」とやり取りがあると、マップアプリで渋谷にピン止めされます。


Now Nudgesは、GalaxyのメッセージアプリとLINEで利用可能です。一方でMessengerでは利用できないなど、使えるメッセージアプリはまだ限定的となっています。
S25シリーズに搭載された「Now brief」も採用。通知の中からリマインドすべき情報をAIが判断して表示してくれます。また画面上に表示されている画像やテキストの一部を囲む「かこって検索」はアップデートし、たとえばポートレート写真をまるごと囲うと着ている服をまとめて検索できるようになりました。


画像まわりで使うAI機能も強化しています。写真の編集で使う「フォトアシスト」は、プロンプト入力に対応しました。出力結果に対して追加で編集もできるほか、別の画像を合成したり、編集の履歴を確認したりも可能です。
プロンプトの入力や画像の参照で、ステッカー/メッセージカードを作成できる「クリエイティブスタジオ」機能も追加されました。スタンプは1種類だけではなく、数種類のセットで作成可能。作成したスタンプはメッセージアプリで送れます。
動画の編集では不要なノイズを消したり、声や音楽をクリアに聴こえやすくしたりする「オーディオ消しゴム」を強化。これまではギャラリーアプリの編集メニューから利用できる機能でしたが、新たにYouTubeなどのサードパーティーアプリでも使えるようになりました。

このほか、カメラアプリを使った文書スキャンは角の折れや撮影時のモアレを解消、保存したスクリーンショットを8つのカテゴリに分類、AIエージェント「Bixby」のWeb検索対応、知らない番号の着信時にAIが応答して名前と用件を聞き出して文字起こしまでしてくれる、など多岐に渡ってAIを活用できます。
注目の新機能として、配車や配達サービスでアプリの立ち上げから手配/注文まで自動で対応してくれる「オートメーション」もありますが、こちらはリリース当初韓国語と英語のみ対応となっています。
カメラ機能には手ブレを抑えて動画撮影できる「水平ロック」搭載
カメラはこれまでのSシリーズで最も明るくなり、夜間撮影では内蔵プロセッサーの処理と絞りによってノイズを低減しているとのこと。特にノイズは場所ごとに細かく認識しているといいます。
また、動画の撮影では手ブレ補正として「水平ロック」機能を搭載。ジャイロセンサーと加速度センサーおよび重力センサーを利用して、ジンバルを使っているように感じられるほど手ブレを抑えてくれます。
カメラ構成はシリーズ内で違いがあり、Galaxy S26 Ultraは約2億画素/F1.4の広角、約5000万画素/F2.2の超広角、約5000万画素/F2.9の5倍望遠、約1000万画素/F2.4の3倍望遠という構成。
Galaxy S26+とGalaxy S26は共通で、約5000万画素/F1.8の広角、約1200万画素/F2.2の超広角、約1000万画素/F2.4に3倍望遠です。インカメラはシリーズ共通で約1200万画素/F2.2となっています。

AI、グラフィック、CPU処理のすべてが向上したプロセッサーを搭載
AIや撮影した写真の処理にも関わるプロセッサーは、Snapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxyを搭載。前モデルのGalaxy S25シリーズに比べてAIの処理を担うNPUは39%、GPUは24%、CPUは19%の性能向上が図られています。
そのほかのスペックは下記のとおりです。
| 製品名 | Galaxy S26 Ultra | Galaxy S26+ | Galaxy S26 |
| SoC | Snapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxy | ||
| メモリー | 12GB/16GB | 12GB | |
| ストレージ | 256GB/512GB/1TB | 256GB/512GB | |
| ディスプレイ | 6.9インチ有機EL(3120×1440ドット) | 6.7インチ有機EL(3120×1440ドット) | 6.3インチ有機EL(2340×1080ドット) |
| カメラ | 約2億画素/F1.4(広角) 約5000万画素/F2.2(超広角) 約5000万画素/F2.9(5倍望遠) 約1000万画素/F2.4(3倍望遠) | 約5000万画素/F1.8(広角) 約1200万画素/F2.2(超広角) 約1000万画素/F2.4(3倍望遠) | |
| 防じん/防水 | IP68 | IP6X、IPX5/IPX8 | |
| 生体認証 | 指紋、顔 | ||
| おサイフケータイ | ○ | ||
| ワイヤレス充電 | ○ | ||
| バッテリー容量 | 5,000mAh | 4,900mAh | 4,300mAh |
| サイズ | 約163.6×78.1×7.9mm | 約158×76×7.3mm | 約150×72×7.2mm |
| 重量 | 約214g | 約190g | 約167g |
| カラバリ | コバルトバイオレット、ブラック、ホワイト、スカイブルー | ||
のぞき込みを防止するユニークなプライバシーディスプレイ
機能面でのトピックとして、Galaxy S26 Ultraには「プライバシーディスプレイ」が搭載されました。専用のフィルムなどを貼ることなく、オンにするだけで横からのぞき込まれても画面が見えなくなるという機能です。
正面のみに光を拡散するピクセルを搭載。オンにするとこのピクセルだけが駆動し、正面からは画面に表示されたものを見ることができ、横から除いた場合は表示されたものが見えない技術を採用しています。これにより、のぞき込みによるプライバシーの侵害を防止。機能はカスタマイズも可能で、たとえば任意の通知だけオンといったこともできます。



AIはもちろん、ハードウェアの進化にも力を入れたシリーズ
Galaxy S26シリーズのAIは、「アシスタント」という言葉がぴったりな新機能の搭載や強化を実現しています。ただ、AIだけに力を入れているわけではなく、動画の水平ロックやプライバシーディスプレイなど、ハードウェアの進化にも余念がなく、技術をしっかり盛り込んでいることもわかります。
スマホで体験できる最新技術に触れてみたいのであれば、外すことはできない製品といえそうです。
【フォトギャラリー】