スマホをPCっぽく使うならどちらがいい? Pixelの新「デスクトップモード」と「Samsung DeX」を比較

ink_pen 2026/3/17
  • X
  • Facebook
  • LINE
スマホをPCっぽく使うならどちらがいい? Pixelの新「デスクトップモード」と「Samsung DeX」を比較
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

GoogleのPixelスマートフォンには、3月のPixel Drop(Android最新アップデート)により、「Pixel Desktop(デスクトップモード)」が追加されました。スマホをUSB-C経由で外付けディスプレイに接続し、Windows PCのようにマルチウィンドウ環境を利用できる新機能です。

一方、SamsungのGalaxyスマホでは、2017年からPixel Desktopと同様の機能「Samsung Dex」が利用できました。そこで、海外のテック系メディアがPixel DesktopとSamsung DeXを比較して、どちらが優れているかを検証しました。

PixelとDeXの根本的な違い

前提として、Pixel DesktopとSamsung DeXの根本的な違いは、Android OSに対するアプローチにあります。 PixelはネイティブのAndroidウィンドウマネージャーをそのまま使い、外付けディスプレイに第2のウィンドウ環境(ここでのみアプリがサイズ変更可能)を表示するだけです。

一方、DeXはOne UIでAndroidの上に独自のデスクトップシェルを重ね、ウィンドウ管理やユーザーインターフェースの挙動を独自に置き換えます。つまり、Android標準機能ではなく、「Samsungが独自に構築したウィンドウ環境」が使えるわけです。これにより体験に微妙な違いが生じますが、どちらもネイティブのAndroidアプリを動かしています。

さて、両者を比較すると、さまざまな違いが見えてきました。

ウィンドウ表示

Pixelは最大4ウィンドウを表示でき、サイズ変更・重ね合わせが可能ですが、シンプルです。Samsung Dexはデスクトップ風レイアウトであり、アイコン配置やウィジェット、システムトレイ風通知も可能で、カスタマイズ性が豊富となっています。

スマホ画面の挙動

Pixelは通知パネルがスマホ風で画面全体を覆いやすいものの、Chromeのデスクトップモード表示(スマホ上でPC向けサイトを表示)が自然です。ただし、壁紙変更や画面タイムアウト設定が限定的で、PCらしい洗練性に欠けます。

DeXはシステムトレイ風の通知、PC専用壁紙、画面タイムアウト設定、タッチパッドジェスチャー対応など、細やかなカスタマイズが可能で、長年の改良が重ねられており直感的です。

接続・互換性

両者ともUSB-C経由のDisplayPort、Bluetoothキーボード/マウス、USBストレージをサポートし、互換性は同等です。DeXはHDMIドックや無線接続など選択肢が多く、柔軟性が高い点が優位といえます。

全体の評価

DeXは2017年からの蓄積で成熟したデスクトップ体験を提供しますが、PixelはGoogleの純正Androidとして将来性が高く、今後のアップデートで追いつく可能性があります。

結論としては「Samsungスマホユーザーはすでに便利にデスクトップモード(Dex)を使える一方、Pixelユーザーは今後の進化を楽しめる」といえそうです。


Source: Android Authority

Related Articles

関連記事

もっと知りたい!に応える記事
Special Tie-up

注目記事

作り手のモノ語りをGetNavi流で