新世代のVR技術はこれまでと何が違うのか?

ink_pen 2016/3/16
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新世代のVR技術はこれまでと何が違うのか?
GetNavi編集部
げっとなびへんしゅうぶ
GetNavi編集部

「新しくていいモノ」を吟味して取り上げる新製品情報誌。生活家電とIT・デジタルガジェットを柱に、モビリティから雑貨・日用品、グルメ・お酒まで、モノ好きの「欲しい!」に答える。

米サンフランシスコで開催中のゲーム開発者向けイベント「Game Developers Conference」において、世界中の注目を集めている「PlayStation VR」の詳細が発表されました。2016年10月に世界各国で発売され、日本での価格は4万4980円(税抜)となります。

 

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https://youtu.be/d7WVyOjaOV0

 

2016年は“VR元年”と言われ、ゲームやスマートフォン、映画やレジャー施設など、数多くのジャンルでVRの活用が叫ばれています。

 

VRは“Virtual Reality”の略称で、日本語では仮想現実と訳されます。コンピューターによって作られた映像や音声により、実際には存在しないものを、あたかも存在するかのように感じさせるための技術の総称です。

 

でも、これまでだってCG映像や3D立体映像のようなVR技術は存在していましたよね? 新しいVR技術は何が違うのでしょうか。

従来とはまったく異なるレベルの“没入感”。ゲーム以外にも活用

PlayStaion VRやOculus Riftなど、最新のVR技術として注目浴びている製品の多くはHMD(ヘッドマウントディスプレイ)型を採用しています。

 

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↑Oculus Rift

 

従来のVRであるCGや3D立体映像などは、ディスプレイの中に仮想現実映像を作り出すもので、画面を見ている私たちと画面の中の世界の間には、越えられない境界線が引かれていました。

 

しかし、HMDを装着すると視界がすべてVR映像となるため、映像への没入感が従来とはまったく異なるレベルになります。また、モーションセンサーなどとの連携により、例えば顔を右に向けると、HMDの映像も右へ動くため、コントローラーを使った視点の操作よりも、“実際に自分で見ている”という感覚がより強く味わえます。

 

また、VRといえばCGで作り出した映像が主体でしたが、360度全方位を撮影できるカメラの登場により、これまでよりも簡単に現実の映像をVRで表現できるようになりました。例えばアーティストのライブ映像や、見渡しのよい山頂からの映像などを360度カメラで撮影し、VR映像として配信することで、誰でも手軽に“自分がそこにいるような”臨場感あふれる映像を体験できるようになります。

 

ゲームだけではなく、映画やジェットコースターなどのアトラクションなどで、これまで経験したことのない映像体験が可能になるでしょう。

 

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↑Gear VR

 

PlayStation VR以外にも、Oculus Riftやサムスンが開発を進めるスマホを使った「Gear VR」など、各社がVR端末を数多くリリースしておりVR技術は今年大きく飛躍する予想されています。パソコンやスマホのように、VR端末が生活に欠かせないアイテムになる日も、そう遠い未来のことではないようです。

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