屋根の上には危険がいっぱい――ドローンで日本の屋根を安全に管理する「日本屋根ドローン協会」が発足

ink_pen 2018/3/9
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屋根の上には危険がいっぱい――ドローンで日本の屋根を安全に管理する「日本屋根ドローン協会」が発足
岡安 学
おかやすまなぶ
岡安 学

ゲーム雑誌の編集者を経てフリーライターとして活動中。近年は、デジタルから家電までオールジャンルを網羅して執筆を行なう。近著に「INGRESSを一生遊ぶ!」(宝島社)。また、家電コンシェルジュの神原サリーさん、ITジャーナリストの一条真人さんとメルマガを配信中 http://www.mag2.com/m/0001643378.html

ドローンを使っての屋根の点検はメリットだらけのように見えますが、問題点もあります。それはドローンが住宅街など人が多く住んでいる場所で飛ばすことができないこと。さらにドローンの運転自体の経験がなく、操縦するのが心配だという人もいます。これらの問題点や心配点を払拭するために日本屋根ドローン協会が存在するわけです。

 

協会では、簡単に操作ができるアプリを開発したり、飛行禁止区域の飛行許可を包括的に申請したり、ドローン操縦の訓練を行う施設の斡旋をしたりと、初めてドローンを導入する業者や職人が安心して使えるように活動をしていく予定です。ちなみにドローンの運転免許や飛行のための資格的なものはありませんが、協会では10時間程度の飛行訓練を受講してもらうようになるとのこと。

↑代表理事の石川弘樹氏

 

↑専用アプリを開発した理事の夏目和樹氏

 

安全に細かいところまで点検ができ、職人が屋根から転落する危険性を排除し、屋根の全体像が把握できて作業時間も大幅に削減される。ドローンによる屋根点検はまさに良いことづくし。あとは日本屋根ドローン協会が基準とする規定に基づいて操縦技術者を教育し、ドローン墜落などの事故を防げるようになれば、ドローンによる屋根点検は広く浸透しそうな気がします。

 

ドローンによるビジネス展開が増えれば、それだけドローンが社会に入り込み、私たちの生活より身近になっていくので、今後の活躍を期待したいですね。

 

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