Vtuberとは? それを支えるVRMとは? ドワンゴの本格展開で次なる「配信」の時代がやってくる

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ink_pen 2018/5/1
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Vtuberとは? それを支えるVRMとは? ドワンゴの本格展開で次なる「配信」の時代がやってくる
岡安 学
おかやすまなぶ
岡安 学

ゲーム雑誌の編集者を経てフリーライターとして活動中。近年は、デジタルから家電までオールジャンルを網羅して執筆を行なう。近著に「INGRESSを一生遊ぶ!」(宝島社)。また、家電コンシェルジュの神原サリーさん、ITジャーナリストの一条真人さんとメルマガを配信中 http://www.mag2.com/m/0001643378.html

そして3Dモデルを使った新たなサービスとして、生放送スタジオにVtuberを表示させ、実際に生放送の出演者のひとりとして、配信できるバーチャル機能がニコニコ本社のサテライトスタジオに追加されました。

 

透過型の有機ディスプレイを使いVtuberを映し出すことで、実際にそこにいるかのように、会話しながら配信することができます。このシステムは外に持ち出すことも可能とのことです。表示するVtuberのキャラクターは、自分で作ったキャラクターなどを持ち込むこともできます。基本的に上半身やバストアップの表示となるので、動く範囲も少なく、操作する人のブースもかなりコンパクト。外で利用する場合は、このブースサイズと同等のサイズを用意すれば、Vtuberを操作できるわけです。

 

↑透過型の有機ELディスプレイにVtuberを表示。このVtuberと目を合わせながら話をし、動画の配信を行う。いわば、ラジオブースでゲストとパーソナリティが話をする感じ

 

↑操作ブースは、手と顔の動きのみを検知するだけなので、このサイズでも十分だとか。顔の表情を変えるには違う操作が必要なので、手元をみせなくするか、もうひとりが操作するとのこと

 

↑実際にバーチャルキャストの体験中。HTC ViveでVtuberの世界に入り込んだ

 

↑他の配信に遊びに行っているところ。右側の女の子の顔がモザイクになっているのもバーチャルキャストの機能。真ん中の女の子は画面内にあるペンを拾って、後ろにあるホワイトボードに文字を書いている。左の女の子は視聴者のコメントの吹き出しを持っている。この画面も、それぞれの配信画面で同じものが流れている

 

Vtuber入門のハードルとなっていたであろう3Dモデル、そして3Dモデルを動かすシステムまで手軽に提供するバーチャルキャスト。簡単に説明させて頂きましたが、ただ配信を鑑賞するだけでなく自分が配信側に回る楽しみをイメージできたのではないでしょうか? Vtuber同士がひとつの画面でコミュニケーションとれるのも第2ステージに入った感じですし、Vtuberに少しでも興味ある人はものは試し。ここは一発、Vtuberはじめてみては?

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