アップル、すでにiPad Pro向け有機ELパネルをサムスンとLGに発注済み? 発売は2024年かも

ink_pen 2023/2/27
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アップル、すでにiPad Pro向け有機ELパネルをサムスンとLGに発注済み? 発売は2024年かも
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

アップルは2024年に、初の有機ELディスプレイ搭載iPad Proを発売すると噂されています。その有機ELパネルを供給するのは、これまでのiPhoneやApple Watch向けと同じくサムスンディスプレイおよびLGディスプレイだと有力視されてきました

↑iPad Pro

 

そんななか、すでにアップルが両社にiPad用の有機ELパネルを発注したとのサプライチェーン情報が報じられました。

 

韓国の業界誌BusinessKoreaによれば、このパネルは10.9インチと12.9インチのiPad用とのことです。中国のディスプレイ大手BOEも発注候補に上ったものの、最終的には除外されたそうです。

 

信頼性の高いディスプレイ専門アナリストRoss Young氏も、有機EL版iPadは2024年に登場すると述べていたことがあります

 

Young氏いわく、搭載パネルは「タンデムスタック構造」になるとのこと。これは赤、緑、青の発光層を2段重ねにする方式で、輝度の向上や画面の長寿命化が見込め、消費電力も約30%削減可能。さらに最大120HzのProMotion(可変リフレッシュレート)にも対応すると付け加えていました。

 

またBusinessKoreaは、アップルが2026年から有機ELディスプレイ搭載MacBookを量産する準備を進めていると報じています。現在のハイエンド製品、たとえば12.9インチiPad Pro(2022)や14/16インチMacBook Pro(2023)にはミニLEDバックライト搭載ディスプレイが採用されていますが、今後は有機ELに移行していくのかもしれません。

 

Source:BusinessKorea
via:SAMMOBILE

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