新「iPhone 16」シリーズ、USB-Cの転送速度は遅いままだった…

ink_pen 2024/9/11
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新「iPhone 16」シリーズ、USB-Cの転送速度は遅いままだった…
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

アップルは昨年、iPhone 15シリーズの発売にともない、LightningポートからUSB-Cへの移行を始めました。最新のiPhone 16シリーズでも、全モデルともUSB-C端子が採用されています。

↑USB-Cの転送速度は以前のまま(画像提供/アップル/YouTube)

 

しかし、新型モデルでもUSB-Cポート経由でのデータ転送速度は向上せず、現状維持であることが明らかになりました。

 

iPhone 16全モデルの仕様が公式サイトに掲載されていますが、iPhone 16およびPlusの標準モデル2つのUSBーCポートはUSB 2(最大480Mb/s)、iPhone 16 ProおよびPro MaxはUSB 3(最大10Gb/s)であると確認できます。これらはどちらも昨年モデルと全く同じです。

 

iPhone 15シリーズでも、標準モデルのUSB-Cが転送速度480Mb/s、つまりLightningポートと同じだったことに落胆した声が上がっていました。Proモデルの最大10Gb/sと比べれば、約20分の1に過ぎないからです。

 

もっとも、iPhone 16 ProとPro Maxで最大10Gb/sの転送速度を使うには、10Gb/sに対応したUSB-Cケーブルが必要となります。iPhone本体には同梱されておらず、別に出費することになります。

 

USB-Cポートを搭載したiPad Proモデルは、最大40Gb/sのThunderbolt接続に対応。アップルはUSB-Cの転送速度に差を付けて、製品の棲み分けを図っているのかもしれません。

 

Source: MacRumors

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