クラフトビールやRTD(Ready to Drink)などお酒の選択肢が広がるなかで、自分好みの味を見つけるには、味や香りの違いを客観的に把握するのが近道。本連載では、GetNaviのお酒・グルメアドバイザーを務めるフードコーディネーター・中山秀明氏が、注目商品を実際に試飲し、味の傾向や香りの特徴をチャート形式で可視化。今回は「ザ・ビタリスト」をフィーチャー。

ザ・ビタリスト
アルコール分:6%
原材料: 麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、米、コーン、スターチ
価格: オープン価格
「うまさが輝く、苦味がある。」爽快な苦味がもたらす、つきぬけるうまさ。
米国原産のホップ「タラス」がもたらす柑橘感豊かな苦みが印象的

「アメリカンなクラフトビールで人気の、グレープフルーツの苦みを想起させる柑橘感豊かな苦みが印象的。この風味を生んでいるのはおそらく、『タラス』という米国原産のホップです。モダンな苦みをもちつつ、麦芽由来のコク深さやモルティーな飲みごたえは抑えられている点もポイント。
なので、インパクトのあるキックや、後に続くビターな余韻は残るものの、全体的にはシャープな味覚設計となっていて、ストロングスタイルなクラフトビールほどの重さはありません。ここまで堂々とした苦味にするには、ホップを多めに使っているはずですが、価格は『アサヒスーパードライ』等とほぼ同じというプライスもうれしい。
ビール好きのなかでも好みが分かれる味だと思いますが、アメリカンなIPAが好きな人には刺さるはず。おつまみはベーコンやソーセージ、BBQソース系などスパイシーなトマト味の料理がよく合うと思います」(中山氏)

キレ:2 コク:3 苦み:4.5 甘み:2.5 香り:3.5

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