なぜ「満寿泉」がシーバスリーガルに選ばれたのか。富山に行ったら謎がすべて解けた

ink_pen 2020/2/24
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なぜ「満寿泉」がシーバスリーガルに選ばれたのか。富山に行ったら謎がすべて解けた
中山秀明
なかやまひであき
中山秀明

GetNaviお酒・グルメアドバイザー。GetNavi内食・外食のトレンドに精通した、食情報の専門家。現場取材をモットーとし、全国各地へ赴いて、大手メーカーや大手小売りから小規模事業者まで、幅広く取材している。酒類に関する知識量の多さでは、大手ビールメーカーでも一目置かれる存在。GetNavi・GetNavi webのほかに、テレビや大手企業サイトのコメンテーターなど幅広く活躍。

 

美しくおいしい文化が集まる“梁山泊”がそこにあった

一行は酒造場を出て、周辺の岩瀬のまちへ。すると、ある特徴に気付きます。それは、風情豊かな家屋が多く、まち並みが整っていること。実はこれ、桝田社長が酒造り以外で取り組んでいることのひとつで、事実「岩瀬まちづくり会社」を立ち上げて全体のリノベーションをしているのだとか。

 

↑ガラス作家、安田泰三さんの「Taizo グラスギャラリー」。桝田社長は、売りに出たり取り壊される予定だったりした物件を購入し改修。そこに生業やにぎわいを生み出す事業も行い、岩瀬に新たな息吹を送り込んでいます

 

次の目的地は一見、日本酒とはかけはなれたアートギャラリーやアトリエへ。各作家さんたちは全国的に有名な方々で、商品や作品群は思わず息を飲むものばかり。そして彼らに創作や発表の場を提供したのも桝田社長なのです。

 

↑陶芸家・釋永岳さんの陶芸工房「ギャラリー岳」。食器や酒器が中心に並び、購入もできます

 

↑「木彫岩崎」にて、主人で木彫刻師の岩崎努さんが、作品の解説をしてくれました。岩崎さんの作品は、ミシュランガイドで三ツ星を取り続けるフレンチレストラン「カンテサンス」にも飾られています

 

その後は、「リンク8888」や「満寿泉」をはじめ様々な酒が揃う「酒商田尻本店」、前記安田泰三さんの工房「Taizo Glass Studio」、フレンチレストラン「カーヴ・ユノキ」の3軒が入居する、森家土蔵群へ。

 

↑「酒商田尻本店」。50坪を超える店内の半分(写真右側)は、13度に温度管理された巨大なセラーがあります

 

↑「カーヴ・ユノキ」は一日一組限定で、店内はまるで別荘のような雰囲気。ここでは「満寿泉の純米大吟醸 生酒」とともに富山名産のアオリイカ、メジマグロをペアリングしました

 

界隈にはハイクオリティな飲食店も多数。次に向かったのは、麻布十番にあるミシュラン一ツ星店「ピアット・スズキ」で修業したシェフによるイタリアン「ピアット・スズキ・チンクエ」。ワイン酵母で仕込んだ「満寿泉 Green 生 ワイン酵母仕込み」を絶品料理とともに堪能しました。

 

↑登場した料理はなんと、豪快にグリルした、仔羊と仔ヤギ。このほか、グリル野菜、青唐辛子のペペロンチーノも味わいました

 

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