できれば、過酷な運動や食事制限をしないでスリムなボディになりたいですよね。そもそも、ここ数年ジムで流行中の、極端な食事制限によるダイエットはリスクがあることをご存知でしょうか。
内科医の関 由佳先生によると、「身体に変化が起こると、元に戻そうとする力が働きます。急激な減量を行えば、当然すぐに戻そうとするためリバウンドが起こりやすくなるのです。結果的に、筋肉が落ちて脂肪が付いて、ダイエット前より不健康な身体になってしまいます。標準体重なら、1か月に落としていいのはせいぜい5kgまでです」とのこと。
というわけで、身体に負担をかけることなく、しかも手軽にダイエットできる方法を教えてもらったところ、それは、野菜、たんぱく質の順に食べることと、ビタミンやミネラルを多く含むおやつを食べることだそう。
(1)野菜、たんぱく質の順に食べる:最初に食物繊維を多く含む野菜、そのあとにたんぱく質を含む肉や魚、最後に炭水化物を食べるのがベスト。食べる量を減らさなくても、順番を守るだけで太りにくくなります。
(2)ビタミンやミネラルを多く含むおやつを食べる:夜のドカ食いを防ぐためにも、夕方ごろおやつを適量食べるのは有効。ミネラルやビタミンを多く含む、カップみそ汁やスープ、ゆで卵、チーズ、ナッツなどがオススメ。
この関先生がすすめる「食べながら痩せるマル秘メソッド」は、いまの生活を大きく変えたくない人にピッタリですよね。
また、いまはぽっちゃり退治をサポートしてくれる強い味方が多数販売されています。以下から、糖や脂肪の吸収を抑えるなどして、ダイエットに貢献してくれる飲料やサプリ、医薬品を4点ピックアップ。「できれば、めんどくさいことをしないでぽっちゃり退治したい」という人はまずここから試してみては?
【その1】アサヒビール「アサヒ スタイルバランス」実売価格131円前後
サワーテイスト飲料初の機能性表示食品
「機能性表示食品」に指定されている唯一のノンアルコール清涼飲料。食事の脂肪や糖分の吸収を抑える難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれており、カロリー&糖類ゼロだ。サワーテイストのほか、ビールテイストもラインナップします。
【その2】サントリー「ボス グリーン」136円
豆本来の香りと苦みを楽しめるトクホ缶コーヒー
コーヒー豆に含まれる食物繊維の一種「コーヒー豆マンノオリゴ糖」を配合した、「特定保健用食品」の微糖タイプ缶コーヒー。コーヒー豆本来の香りと苦味を実現しました。
【その3】小林製薬「ナイシトールG」2940円(168錠)
18種類の生薬を配合しお腹の脂肪にアプローチ
中高年男性のお腹に付いた脂肪を落とすために開発された漢方薬。ダイオウやカンゾウなど18種類の生薬が配合された「防風通聖散」が、肥満症や高血圧に伴う動悸、肩こり、むくみ、便秘などの症状に効きます。
【その4】ファンケル「大人のカロリミット(機能性表示食品)」2800円(120粒入り)
代謝の低下が気になるオーバー40にピッタリ!
食事に含まれる糖と脂肪の吸収を抑え、食後の血糖値・血中中性脂肪値の上昇をコントロールする機能のあるサプリメントです。注目のハーブ「ブラックジンジャー」を配合したことで、代謝の低下を防いで“痩せやすい”身体に。
どれも3000円以下のお手軽価格です。関先生の「食べながら痩せるマル秘メソッド」と一緒に、うまくこれらのサプリ・飲料も取り入れて、健康な肉体を手に入れましょう!
【解説してくれた人】
内科医/メディカルフード研究家 関 由佳先生
専門分野は予防医学や栄養療法。野菜ソムリエや味噌ソムリエの資格も持ち、ダイエット本を多数上梓している。
構成/川内一史(本誌) 文/川内一史・えんどうまい