ダイソンに迫る風量!カドーのドライヤーは速乾力も高かった
実際に濡れた髪を乾かしてみました。操作方法はごくシンプルで、風量は3段階から選択が可能。温度は選べませんが、温冷切り替えボタン(C/H)があり、ボタン一つで風量はそのままに、冷風に切り替えることができます。
風量を最大にしてみると、かなりの大風量! それもそのはず、BD-E1の最大風量は2.2㎥/分と一般的なドライヤーの風量をはるかに超えているのです。ちなみに業界最高クラスのダイソンの風量は2.4㎥/分なので、まさにダイソンに迫る勢い。しかも、鼻がない構造上、かなり地肌の近くまで吹き出し口を近づけることができ、大風量を髪にムダなく当てられます。
一方、地肌に近づけると熱さが心配ですが、同じ場所に当て続けるのでなければ、むしろ暖かくて心地よい感じ。スペック上の最高温度は85℃と低め(室温30℃時なので、実際はもっと低い)なので、髪や地肌を傷めにくいのも安心です。そのぶん乾燥時間は遅いのかな…? と思いきや、いつも通り乾かしてみたところ、乾燥時間はなんと5分38秒と超スピーディ! 筆者の場合、ダイソンドライヤーでの乾燥時間が5分前後だったので、それに近い速さです。
実際、どれくらい風速と温度が髪に届いているのでしょうか。風速計で測ってみると、風量1で8.5m/秒前後、風量2で11.7m/秒前後、そして風量3で13.1m/秒前後。温度はだいたい50℃前後という結果に。ちなみにダイソンの風速が実測21.4m/秒だったので、風速の点ではダイソンが圧倒的です。
風速がダイソンには及ばないものの、これに迫る速乾性を実現したのは、大風量のほか、遠赤外線の影響もありそう。遠赤外線には濡れた髪の内側にも熱を届ける効果があるため、外側と内側から乾かしている状態になっている可能性があります。ちなみにメーカーによると、遠赤外線には温熱効果のほか「細胞の活性化や新陳代謝の促進など健康作用にも効果がある」とのこと。髪を乾かしながら地肌ケアができるのはうれしいですね。実際、髪を乾かした後しばらくの間、頭皮がポカポカしていたので「血行がよくなっているのかな?」と感じました。
カドーのドライヤーは小回りが利くから、サクサク乾かせる
一通り髪を乾かして感じたのが、「髪を乾かしやすい」ということ。まずノーズがないぶん小回りが利いて、風を当てたい場所にピタッと当てることができます。また腕を動かす高さも最小限でよく、頭頂部や後頭部の髪もラクに乾かせました。
また、鼻がないぶん、重心バランスがよく安定して持てるだろう…というのはダイソンの経験上わかっていましたが、それ以上に軽く感じました。それは、人差し指を本体下の窪みに引っ掛ければ安定する構造のおかげ。使っているうちに自然と窪みに指がはまってくる絶妙なバランスに、感動すら覚えました。ハンドルを握り込まず、軽く支える程度で持てるのも、疲れにくい理由なのでしょう。
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