Amazonは7月16日正午~7月17日の23時59分まで、36時間限定のAmazonプライムデーを全世界で開催する。それに先立つ7月13日、アマゾンジャパンは、東京・羽田空港で記者発表会を行った。
Amazonプライムデーは、Amazonプライム会員のためのビッグセールという位置づけで、年に1度開催。期間中は、全世界で100万点以上の商品がセール価格で登場し、ものによってはタイムセールになるアイテムもある。欲しい商品が決まっているAmazonプライム会員にとっては目が離せない36時間となるだろう。
用意されたアイテムは前年の倍!? スマートスピーカー「Amazon Echo」シリーズもセール対象商品に
最初に登壇したアマゾンジャパン合同会社 社長、ジャスパー・チャン氏は、まず平成30年7月豪雨の被害者へ見舞いの言葉を述べてから、「Amazon Pay」を使って災害義援金を寄付できることを説明。プライムデーに関しては、2017年の開催時の倍のアイテムを用意したこと、そのなかには先行販売商品やAmazon限定商品などが含まれることなどを述べた。
続いて登壇したアマゾンジャパン合同会社 バイスプレジデント プライム統括事業本部長、紣川(かせがわ)謙氏は「今回のプライムセールは、これまでより6時間長い」と語り、「ほぼすべてのカテゴリーにセール商品があること、プライベートブランド商品も充実していること、はじめてスマートスピーカー『Amazon Echo』がセール対象品になること」といった特徴を述べた。
特に、日本だけで提供しているAmazonポイントについては、エントリーするだけで最大10%ポイント還元されるキャンペーンを初めて実施。プライムデーがはじまる前からの登録も受け付けている、と説明した。
被災した生産地を応援する「Nipponストア」もプライムデーに参加
記者発表会では、東日本大震災で甚大な被害を受けた福島県から副知事、鈴木正晃氏とマスコットキャラクター「キビタン」、平成28年の熊本地震の中心地となった熊本県から商工観光労働部観光経済交流局長、原山明博氏と「くまモン」が登場した。
鈴木氏は、「県産品ではいまだに風評被害がある。安全であることを大前提に、生産者たちはより品質の高いおいしい生産物を届けるべく誇りを持って作物を育てており、その想いは『ふくしまプライド。』として発信している」と述べ、「これを消費者に直接届けられるよう、Amazonが協力してくれている」とアマゾンジャパンとの協力体制について説明した。そして、「プライムデーに先立ち、『ふくしまプライド。体感キャンペーン』を行うので、ぜひ味わってほしい」と締めくくった。
原山氏は、「地震から2年3か月経ったが、いまだに3万人以上が仮設住宅で生活している」と現状を説明。「地震直後から、産業振興や地域活性化を目的とした連携協定をアマゾンジャパンと結び、Nipoonストア内で熊本県フェアや南阿蘇フェアなどを開催することで支援してもらった」と、これまでの経緯を語った。今回のプライムデーでは、特に被害の大きかった南阿蘇の産品をはじめとして、お菓子、調味料、麺類などが対象商品となっており、「清らかな水で育てられた県産品は、くまモンがこんなに丸々としてしまうほどおいしい。ぜひこの機会に購入してみてほしい」と述べた。