みなさんは食材の作り置きや保存にどんな容器を使っていますか?
使い捨てのポリ袋や繰り返し使えるシリコン容器、種類や価格も豊富なタッパー型のプラスチック容器、ちょっとおしゃれなホーロー容器なんかもありますよね。けれど、におい移りが気になる、中身が見えにくい、劣化がはやいなど使ってみて初めてわかることも。また「便利そう!」「安い!」と保存容器を購入しても、実際使うのは数回……なんて経験もありますよね。
そんな“保存容器迷子”なみなさんにぜひおすすめしたいのが「耐熱ガラス容器」。保存だけでなく、調理にも使え、さらには器としても活用できると、料理好きな人の中で度々話題になっています。そこで今回は、創業139年の歴史を持つ国内トップメーカーiwaki(AGCテクノグラス株式会社)さんにその歴史や使い方、人気の秘密を教えてもらいました。
30年以上コンセプトは変わっていない! ど定番の耐熱ガラス容器
耐熱ガラス容器が話題になっている理由は、その便利さとシンプルなデザイン。
切った材料を冷蔵保存しておくのはもちろんのこと、冷凍も可能。また電子レンジも(角型ならオーブンも)使えるので、煮込みハンバーグを耐熱ガラス容器だけで調理することも可能。厚みのあるガラス容器は、作った料理を映えさせてくれるので、調理したものをそのままテーブルに出すこともできます。お鍋やお皿など洗い物を増やさないのも、地味にうれしい……!
また、カレーなどにおいが気になる食材の保存もガラスなのでにおい移りがしにくく、ガラス本体は食洗機に入れるだけでOKだから、片付けもラクラク。こんな便利な容器ができたのは最近なんだろうな〜と思っていたら、なんと! 30年前からあるとのこと。
「1883年、日本で最初の民間ガラス工場としてスタートしたiwakiは、信号レンズやテレビのフラウン菅などを製造していました。1970年代からガラス食器の製造を開始し、1988年には耐熱ガラス容器の『パック&レンジ』の販売を始めます。当時は『これから電子レンジが来るぞ』というタイミングだったので、保存容器としてだけでなく、調理としても使える、そのまま食卓にも出せるようなデザインをコンセプトに開発されました。フタの色や素材とサイズ展開が増えたくらいでガラス容器自体は30年前とほぼ変わっていないんですよ」(iwaki/AGCテクノグラス株式会社 担当者さん、以下同じ)
30年以上の歴史があるとは驚きでした。色々と改良されている商品が多い中、変える必要がない商品ってすごい! 長年の技術があってこそなんでしょうね。愛用しているお客さんからは「ずっと、形が変わらなくて良い」と喜ばれているそうです。
「作り置き」&SNS映えニーズにハマり、ECサイトからの購入も増加
発売から30年の間に、量販店での販売だけでなく、結婚式のカタログギフトや大手ECサイトでもオリジナルのセット商品を展開するようになったiwakiの耐熱ガラス容器。2015年ごろのあるブームがきっかけとなり、人気に火がついたそうです。そのブームとは一体?
「この30年で台所事情も大きく変わってきました。これまで『丈夫だ』『使いやすい』という一定のニーズでご支持いただいていましたが、2015年ごろから作り置きや常備菜レシピへの注目が集まるようになります。レシピ本などもたくさん出ましたよね。
この時、弊社の商品がレシピ本の表紙に採用されるなど、“常備菜をガラス容器で保存する”ことが認知されるようになります。そして2017年には『インスタ映え』が流行語となり、一般の方がSNSで情報を発信するのが当たり前になりました。自分が作った作り置きをおしゃれに投稿したいというニーズの方にヒットし、市場が拡大していきました。一番小さい200ml容器でプリンなどのスイーツを作って投稿する方、食材を保存している冷蔵庫の中を投稿する方、食材を入れてちょっとおしゃれな写真を投稿したい方など、食器としてはもちろん『こんな使い方してくれているんだ!』とメーカー側も驚くほどおしゃれな投稿がありますよ」
SNS運用にも力を入れているiwakiさんは、お料理コンテストの開催や、Instagramを活用して「#iwakiのある暮らし」に集まった投稿を自社サイトでも紹介しています。また企業とユーザーがSNSでつながるだけでなく、ユーザー同士のコミュニティの場としても活用できているそう。
長いものなら20年! 丈夫なので長く使い続けられるのも魅力
見た目のおしゃれさだけでなく、機能面でも優れているのがiwakiのガラス容器。使いやすいサイズについても教えていただきましょう。
「よく売れているのは、450mlサイズ(商品番号:KC3240N)ですね。手に馴染みやすいサイズなので、残ったお惣菜を保存しておくのにもちょうど良いですし、器としても使い勝手がいいですよ。初めて使われる方におすすめです。また、大きい1.2リットルサイズ(商品番号:KC3248N)は、グラタンなどシェアして食べる料理におすすめです。小さい200mlサイズ(商品番号:KC3200)は5〜6個持っている方もいますよ。らっきょうなどお漬物や惣菜豆を入れるだけでも映えると好評です。
ちなみに、長い方だと10年20年同じ商品を使い続けていただく方もいます。フタはプラスチック素材で劣化してしまうので、自社サイトではフタだけの単品販売も行っています。ガラス製品なので傷つけないように木製やシリコン製のスプーンなどを使っていただくと長く愛用いただけます」
耐熱ガラス容器をさらに活用したいなら『耐熱ガラス容器で毎日ラクチンレシピ』
最後に、これからiwakiの耐熱ガラス容器を使おうと思っている方にメッセージをいただきました。
「親子三代で使い続けていただいている家庭もあるほど、ベーシックで使いやすい耐熱ガラス容器です。今回お伝えしきれなかった活用方法については、SNSでも情報発信しているので、ぜひiwakiのサイトを覗いてみてください。またお近くの百貨店などで重さや大きさなど体験いただき、家の中の新しい仲間に取り入れてもらえたら嬉しいです。保存容器だけでなく、器としても活用いただけますし、使ってみると便利な点に気づいていただけると思います」
私も今回、人生初の「耐熱ガラス容器」を使ってみたのですが、これが驚くほど使いやすく、「ありだな……」と、サイズ違いの買い足しを検討しているところです(笑)。キッチン用品は、自分の中で同じものを使うことが多いため、なかなか新しい容器にチャレンジする機会がなかったのですが、この耐熱ガラス容器は「また使いたい!」と思えるような商品でした。
また2月25日に発売された『耐熱ガラス容器で毎日ラクチンレシピ』(阪下千恵・著/ワン・パブリッシング・刊)には、そんなiwakiの耐熱ガラス容器を活用したレシピが満載。掲載されている煮豚とおこわを作ってみましたが、どちらもタイトル通りラクチンで、しかも美味しくできました! 次はスイーツに挑戦してみようかなと考えています。
春の新生活に合わせてキッチン用品を買い揃えようとお考えの方、お子さんが独り立ちするという親御さん、iwakiの耐熱ガラス容器と『耐熱ガラス容器で毎日ラクチンレシピ』をセットで購入してみるのはどうでしょうか? QOLも上がって、楽しい春そして新生活を迎えられると思いますよ♪
【iwakiの耐熱ガラス容器の詳細についてはコチラ】
【書籍紹介】
耐熱ガラス容器で毎日ラクチンレシピ
著者:阪下千恵
刊行:ワン・パブリッシング
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