キャンパー垂涎のブランド、LODGE(ロッジ)のミニ鉄鍋を、無謀にも付録に付けてしまった話題のムックがゲットナビから刊行。身内の話で大変恐縮なのだが、実はこの鍋をGetNaviの編集長がガチで本気で愛用中なのだ。
LODGEとは?
アメリカのアウトドア調理器具メーカー、LODGE社。1986年に創業し、現代まで120年以上に渡って質の高い鋳鉄製の調理器具を作り続けている。本国アメリカではとくに、LODGEの鍋は“家宝”として子どもから孫へと受け継がれるほど愛される存在。同時に、鋳鉄のメリットを引き出した100年使い続けられるタフさが魅力だ。
GetNavi統括編集長 正田省二
今年4月に着任した、ツイードの上下が似合う柴又男子。毎週末、世俗と交信を遮断しソロキャンプに勤しむこと6年の筋金入りだ。
「ミニマムな装備で勝負するキャンプでは、本当に気に入ったモノしか使いたくないんです」
−−−−正田編集長! ある情報筋から、いわくつきの鍋を夜な夜な使っていると小耳に挟んだのですが?
正田「鉄鍋のクッキングブックを作るのに際して、うちの担当者がかの有名なLODGE社に鍋そのものを特注してしまった、あのミニ鉄鍋のこと?」
−−−−それです、それ!
正田「実は……使ってみたら、すっかりハマってしまってね。手前味噌ながら、本当にとってもいい鍋なんだ!」
−−−−でも鉄鍋って、やたらと重いし扱いも面倒なんじゃないですか?
正田「確かに、ウルトラライトなアウトドア調理器具が増えているなかで、鋳鉄鍋はちょっと重いかもしれない。でもキャンプ飯でしか味わえない“感動のおいしさ”と軽さを比べたら断然、前者を選ぶでしょう?」
−−−−そりゃもう、アウトドアで食べる鉄鍋料理が、やたらとおいしいのはわかります!
正田「それにこの『ボウルパン』は、底が丸いから側面まで火が回って食材に火を均一に通せる。これで炊いたごはんなんて、最高だよ! 次はパンを作ろうと思っているんだけど、まさに万能鍋だね、これは! しかも、ほぼ1人前サイズだから扱いやすいし、手入れも焦げは焼き切ってタワシでザザッと洗い流すだけと、ラフでOK!」
−−−−本当に気に入ってるんですね。
正田「ミニマムな装備で勝負するキャンプでは、本当に気に入ったモノしか使いたくないからね。気に入らないモノを使うなんて、気分が良くないじゃない?」
−−−−ところで、またどうしてそんなに頻繁にソロキャンプを?
正田「やっぱりさ、人っていつかは死ぬでしょ? どうせなら死ぬまで成長したいんだよね。自然の中に身を置いて自分と向き合うことで、できることやダメな部分を見つめ直せるんだ……。
−−−−編集長! なんだか鉄鍋の熱気で眼から汗が……。酒片手に語り合いましょう、朝まで付き合いますよ!
正田編集長がソロキャンプで堪能したボウルパンメニュー
1. 野菜たっぷり、鯛のアクアパッツァ
鯛のアクアパッツァ。食材からしみ出した最高のスープは、深さのあるボウルパンだからこそしっかりと煮込める。
2. ひと粒ひと粒が立ったふっくらごはん
鋳鉄が高温を保つので、粒が立ったふっくらごはんが難なく炊き上がる。熱源にはSOTOのシングルバーナーを使用。
3. 滋味がしみる、ハマグリの酒蒸し
ハマグリの酒蒸し。小さく、平らな裏底のおかげで華奢なポータブルの焚き火台に載せても安定。じっくり調理できる。
4. 揚げ物がキャンプでも簡単、大葉の天ぷら
大葉の天ぷら。キャンプでも揚げ物ができる秘密は、鍋の蓄熱性の高さと、鍋底が丸いため使う油が少なく済むということ。
LODGEのボウルパンとレシピブックがセット!
『LODGEの底までまるい鉄鍋の本 –ボウルパンレシピ40-』(学研プラス)
3980円(税別)
ボウルパンはあくまで“付録”。本体のムックには、カレーやオムレツなどの定番からパンやスイーツまで、40種超のレシピを掲載している。
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