五輪が夏季と冬季に分かれているように、球技にもそれぞれシーズンがある。日本ではサッカーや野球が春の開幕。梅雨や夏の時期も開催され、秋にクライマックスを迎える。
一方、昨年誕生したバスケットボールの「Bリーグ」は秋の開幕だ。先日、男子は東レアローズ、女子はNECレッドロケッツが優勝したバレーボールの「Vリーグ」も同様。そしてその中に、ラグビーも含まれる。
ラグビーの「トップリーグ」は、直近の2016-17シーズンが昨年8月から今年1月にかけて行われた。優勝はサントリーサンゴリアス。16チームによる1回総当たりのリーグ戦で、見事15戦全勝を達成。圧倒的な強さで4年ぶり4回目の優勝を果たした。
ジャパンラグビー トップリーグ 2016-2017 優勝はサントリーサンゴリアス！4季ぶり4度目の優勝です。#rugbyjp #TopLeague pic.twitter.com/9giyOgISo6
— JapanRugby TopLeague (@JRTopLeague) January 14, 2017
日本代表選手の多くは2019年のワールドカップ開催に向けた強化のため、昨年同様サンウルブズの一員として、最高峰リーグのひとつ「スーパーラグビー」に現在参戦中。なお、2017-18シーズンのトップリーグは2カンファレンス制で行われることが発表されている。
そんなラグビーの発祥の地、イギリスにこんな選手がいると話題だ。
.@DannyCipriani87 has all the skills! Can he inspire @WaspsRugby to victory? #AvivaPrem pic.twitter.com/ouBRVtXkJE
— Premiership Rugby (@premrugby) March 26, 2017
イングランドの強豪ワスプスに所属するダニー・シプリアーニが見せたのは、ラグビーボールによるリフティング！ しかも、ただ蹴り上げるだけではなくトリックを織り交ぜており、本当に上手い。
シプリアーニは29歳のイングランド代表選手。ポジションは攻撃の司令塔的な役割であるフライハーフ（スタンドオフ）で、見ての通り高い技術を誇る天才肌のプレーヤーだ。おそらく、サッカーのほうもなかなかの腕前なのだろう。
Let's go @ChelseaFC #CHEMUN ??
— Danny Cipriani (@DannyCipriani87) March 13, 2017
ロンドン出身のシプリアーニ。贔屓クラブはチェルシーのようだ。
ちなみに、ラグビーボールが楕円形である理由は諸説あるが、もっとも有力な説は「昔、豚の膀胱を膨らませたものに皮を張り合わせてボールとして使っていたから」というもの。一筋縄ではいかないこのボールが、様々なドラマを生み出してきたのである。