福岡ソフトバンクホークスと読売巨人軍の日本シリーズが始まっている。プロ野球シーズン最終盤だが、じつは、こんなキャラクターたちも頑張っていた。
昨日の試合はほんっとうに悔しかった~!
日本シリーズに行くために、ライオンズはもう負けることができないね!
明日はもっともっと気合い入れて応援するぞ?#リンドエル #パテピュア #パ・リーグ #ライオンズ pic.twitter.com/Uqs2eLUZEq— 守護っ天使パテピュア 6天使本人投稿? (@shugottenshi) October 12, 2019
みなさんこんにちは〜!
王手を掴んだ我らホークス!選手のみなさんももちろんのこと、ファンのみなさんもばっちり休んでね!
今日の試合は台風のため中止になっとるけど昨日までの試合の勢いを無くさず明日に向けて休養✨
明日も勝利をv奪shだ?(ぽぴ) #ポピエル #パテピュア #ホークス #パ・リーグ pic.twitter.com/wWSuVz9JnU— 守護っ天使パテピュア 6天使本人投稿? (@shugottenshi) October 12, 2019
プロ野球パシフィック・リーグの試合の公式動画配信やメディア運営などを行っているパシフィックリーグマーケティング(PLM)が、最新のバーチャルキャラクター制作技術を使用し、野球の魅力を発信するパーソル パ・リーグTV公式キャスター、「守護っ天使パテピュア」である。読み方は「しゅごってんし ぱてぴゅあ」。
「互いの守護力を競い合う天界に住む守護天使たち。神さまから与えられた最初の課題は野球チームを守護して勝利へ導くこと。そんな6人の天使たちの物語。」
こんなストーリーのもとで造形された彼女たちは、パ・リーグ6球団のファンはもちろん、野球をあまり知らない人にも応援してもらうため、野球に関する活動以外にもバーチャルキャラクターならではの特性を活かして、幅広い活動をしていくことになるとのこと。
上記の動画にもあるように、彼女たちの担当(守護する)チームがそれぞれ決まっている。
(上記画像左から)
北海道日本ハムファイターズ :チユキエル (愛称 ちゆ)
東北楽天ゴールデンイーグルス :ガーベルフォン(愛称 るる)
埼玉西武ライオンズ :リンドエル (愛称 りん)
千葉ロッテマリーンズ :ネモゼル (愛称 ねも)
オリックス・バファローズ :パンジール (愛称 ぱんじ)
福岡ソフトバンクホークス :ポピエル (愛称 ぽぴ)
彼女たちは名前や愛称のほか、イメージフラワーや特技、好きな食べ物なども決まっており、それぞれ性格付けもされている(詳しくは公式ブログ)。各キャラは、それぞれ守護するチームをモチーフに設定されたことになっているが、そのプロフィールを読むだけではチームの特性や地域性との関連性はあまり感じられず、謎の部分が多い。ちなみに、各キャラクターボイス(声優)も秘密として未公表になっている。
いわゆるVチューバ―的な、プロ野球界では前代未聞とも言える試み。現在のプロ野球は、かつてのジャイアンツ偏重、セ・リーグばっかりといった風潮はだいぶなくなっているように思えるが、2019レギュラーシーズンの入場者数はセ・リーグが14,867,071人で、パ・リーグが11,669,891人。1試合平均ではセ=34,655人でパ=27,203人と、確かにまだまだセ・リーグが優勢な状態にある。
また、セ・リーグにはPLMのような会社はないため、この試みがNPB全体に波及するかどうかは、なんとも言えないところ。しばらくはパ・リーグ独自の試みとして、今後の展開を見守っていきたいところだ。