【ド腐れ文具野郎 古川 耕 の文房具でモテるための100の方法】
No.084
オルファ「ハイパーM厚型」
実売価格485円
Xデザイン・ハイパーシリーズで初となる、M厚型刃を装着したモデル。スリムなフォルムながらも厚手の刃を備え、大型刃の力強さと小型刃の手軽さを兼ね備えています。刃幅12.5㎜。落下防止用コードを取り付ける穴も付いています。
NTカッター「プレミアムGシリーズ」
実売価格431円〜(写真は大型L)
切れ味にこだわった超鋭角黒刃を搭載したシリーズ。強靭なアルミダイキャスト製のボディに、シックで重厚感のあるパールブラック塗装を施しています。プレミアム2A型(小型)、同2H型(中型)、同2L型(大型)の3サイズ展開で、オートロック付き(2Lはネジロックタイプも用意)。
進化し続ける最新カッターで切れ味よくモテる
そう頻繁に買い換えるものではないため、つい見落としがちな最新カッターナイフの進化具合。昨年の夏、ふと気になって調べてみたら案の定、よさげな新製品がドサドサ出ていて非常に興奮しました。そのなかで使ってみて気に入ったふたつの製品を紹介しましょう。
まずはオルファのハイパーM厚型。10年前に発売された万能M厚刃の最新モデルで、小型カッターのサイズに大型カッター並の刃厚0.45㎜という分厚いブレードを搭載しています。そのため小型ながら段ボールやプラスチックの包装容器などを、刃をたわませずにゴリゴリ切断でき、とても頼もしい。握りやすく力を込めやすいラバーグリップを採用したことで、以前よりさらに負荷の高い作業もラクにできるようになりました。もちろん細かい作業も難なくこなせ、いま、使い勝手の良さでカッターを1本選ぶとしたなら断然こちらを推薦します。
かたやカッター界のもうひとつの雄、NTからは、プレミアムGシリーズ。その精悍な漆黒ボディと超鋭角黒刃の切れ味がウリ。見た目の良さならこちらに軍配が上がるでしょう。ここまで男前なカッターもそうはありません。専用の黒刃は使っていて緊張感を感じるほどの切れ味で、繊細な作業向けの小型(刃先30度の尖ったタイプもあり)と、大物向けの大型Lの2種類を使い分けるのがよさそう。
雑誌「GetNavi」で連載中!
※「GetNavi」2019年4月号に掲載
【「モテ文具」バックナンバー】
・大人も夢中!ユニークなルックスと太陽光LEDが魅力の「BALMUDA The Light」
・老舗筆記具メーカーの知る人ぞ知る&今話題の実力派ボールペン2本
・定番はダテじゃない!手帳「ロルバーンダイアリー」の完成度を見直した
・世界に出しても恥ずかしくない! 究極的シンプルと完成度の「MDノート」
・モノトーンばかりじゃ滅入るから! “映え”る「ペンケース」をたまには投入したい
・渾身の力はもう不要。約半分の力で開く新型ダブルクリップはデザインも刺激的
・軽いタッチで書けて発色クッキリ。今「ゲルインキボールペン」が熱い!