5.情報の一覧性が高い、ソートできるノート
実用性の高そうなツールでほかに気になったのが、印鑑ケースや印章・記念品のメーカー、天野製作所が展示していた「ソーティングノート」だ。
こちらはA5リングノートとA4バインダーをセットで使う、ちょっと変わった情報整理システムである。
まずリングノートは、リングを天側にして横長のノートとして使う。書き込みの際は、上辺のインデックス欄に日付や分類・タイトルなどをしっかり記入するのがポイントだ。
書き終わったら、リング下のミシン目から切り離してバインダーに綴じるのだが、この時は左側にあるリング穴を使って綴じるのだ。さらに枚数を重ねて綴じるときには、リング穴を下に一段ずつずらして綴じていく。
こうすることで、バインダーにはインデックス欄だけがズラリと上から下へ並んだ状態で保管が可能となる。これならノートの内容を探すのに必要な情報が一目で見渡せるというわけだ。
例えば営業職なら、顧客シートをこれで管理すると良さそうだし、他にはアイデアメモや議事録なども楽に管理できるだろう。1ページを1つのデータファイルとして扱うやり方としては、なかなか秀逸だ。
とはいえ、情報の整理が苦手な人はそもそもインデックスを作るのが苦手なので、万人にとって便利! とは言えないかもしれないが。
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