気合いの入ったラッピングとしてのクリアホルダーならプラス「クリアーホルダー 厚口(角R)」
もうひとつ紹介したいのは、他人に渡す方のクリアホルダー。こちらは、あくまでも書類の包み紙役に徹してもらいたいので、あまり特殊な見た目や機能があると少々困る。できるだけ普通のクリアホルダーで、なおかつ防御力は高い方がありがたい。
その条件を満たしているのが、これも筆者が絶賛愛用中のプラス「クリアーホルダー 厚口(角R)」だ。
プラス
クリアーホルダー 厚口(角R) 20枚入り
オープン価格(実勢価格950〜1000円)
ご覧の通り、パッと見にはまったく普通のクリアホルダーである。だが、一般的なクリアホルダーと比べてみると、その差は一目瞭然。垂直に立ててみても、ほぼたわまない。あきらかに硬い!
なにしろ、厚みがまったく違う。一般的なものがだいたい厚み0.2mmなのに対して、厚口の方は0.5mmと、倍以上の厚みがあるのだ。
さらに嬉しいのが、四隅の角マル加工である。クリアホルダーの角は基本的に尖っているもので、これが指に当たると地味に痛い。また、カバンにニットと一緒に入れておくと、尖った角が編み目を引っかけて、ほつれの原因になったりする。
角マルになっているだけで、そういったトラブルから解消されるのだから、地味だけどいいよね、という話なのだ。そもそも、こんな硬いホルダーの角が尖っていたらと思うとゾッとする。
問題は、価格だろう。あくまでも他人に渡す前提……消耗品である。クリアホルダーは安いからこそ気軽に使い捨てできるわけだが、こちらは実勢価格で1枚あたり50円前後。安ければ100枚で800円ほど(1枚8円)が一般的な値段なので、確かに気軽にホイホイと配るには躊躇してしまう。
いささかみみっちい話だが、筆者も“気合いが入った書類”を渡す時に限定して使っているぐらいだ。
ただ、手で触ったときにあきらかに感じる高級感(表面は梨地加工!)も含めて、もらった側も「お、なんかいつもと違うな」とは分かってくれるはず。当然、気合いの入った書類なら折れるなんてもってのほか。そういうのをやり取りするなら、これぐらいのコストは払ってもいいんじゃないだろうか。
「きだてたく文房具レビュー」 バックナンバー
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