ここ5年の間に、気付くと自宅玄関ぐらいまで深く入り込まれていて、うわっと叫びそうになるイベントがある。そう、ハロウィンだ。
10月になったぐらいから、街はオレンジや紫といった親しみの薄い色に塗り潰され、飲食店はカボチャを使った限定ハロウィンメニューが幅をきかせはじめる。これが月末ともなると仮装行列だコスプレイベントだと、すっかりお祭り騒ぎとなる。ちなみに一説には、昨年のハロウィンの経済効果がなんと1100億円。なんとバレンタインの1080億円を抜き、6740億円のクリスマスに次ぐビッグマネーが動くイベントになっているのだ。
ここまで大きな時候の行事となってしまうと、さすがに我々おっさん世代も、好む好まないにかかわらず、無関係の立場を貫くのは難しくなってくる。先にも言ったが、飲食店や商店で働いていればハロウィンメニューやPOPを手描きすることもあろう。子どもがいるご家庭では、子供会絡みでお化けの仮装を自作したり、パーティーの飾り付けを作ったり、という作業があるとも聞く。
で、そこでハタと気付くのが、ハロウィン図柄の「描き慣れてなさ」だ。なんせヤツらはここ数年でノシてきた新参者だ。まず、ハロウィンってカボチャ以外に何を描けばいいのかという知識が、そもそもない。クリスマスなら緑・赤・白の3色で適当にツリーとかサンタとかそれっぽいのを描いておけばいいのに…。
ハロウィン対策に最適なアイテムはコレだ!
三菱鉛筆
ハロウィン限定 ポスカ8色セット 8本入り
1728円
そう、実はハロウィンにも「この色で適当に塗っておけばなんとなくハロウィン的なものになる」という組み合わせがあるのだ。そのハロウィン色を最初から詰め合わせてくれているのが、カラーマーカーとしてお馴染みの三菱鉛筆「ハロウィン限定 ポスカ8色セット」だ。
この限定ポスカ、中身は新色のダークカラー「カーキグリーン」「ダークブラウン」「ネイビーブルー」「ダークレッド」「フューシャ」5色に、既存色の「むらさき」「やまぶき」「しろ」を加えた8色セット。この新色のダークカラーがどれも非常に良い色で、深い落ち着いた発色はこれまでのポスカになかった風合いがある。
で、ハロウィンの描き方だが、基本のカボチャを描くのには「やまぶき」が最適色。そこへ「ダークブラウン」でふちどりを入れ、さらに「むらさき」や「カーキグリーン」で飾りを足すと、グッとハロウィンっぽさが増す。
あとは「ネイビーブルー」でコウモリを描いたり、「むらさき」「フューシャ」で魔女の帽子を描いたり。黒い画用紙に「しろ」でシーツをかぶったようなお化けを描くのもいい。ポスカは下地に負けない隠蔽力(いんぺいりょく)を持っているので、重ね塗りや濃色紙への描き込みも得意技なのだ。
ちょっとばかり絵が下手くそでも、色の雰囲気でもハロウィン感はかなり演出できるはずだ。また、ハロウィン色でただ文字を書くだけでも、十分ハロウィンっぽく仕上がる。さらに、どうしても絵が苦手だ……という人のために、ハロウィン限定セットには「ハロウィン楽々テンプレート」というものが封入されている。
これは、枠に沿ってただなぞるだけで、カボチャやコウモリが簡単に描けるという便利グッズだ。まだハロウィンに身体が馴染んでいない人のための、この配慮。三菱さん、心得てるなぁ。とにかく、この8色セットさえあればハロウィンに免疫がないおっさんでも、上手い感じに10月を乗り切ることができるはずだ。
いまの時点で、自分の身の回りに「ハロウィンの波が来そうだ」と予感しているなら、ひとまず1セット購入しておくことをオススメする。