4.今夏~秋の新製品戦線はLIHIT LAB.がスゴい
文紙メッセではこのように多くの新製品が展示されていたが、個人的に「優勝!」と感じたのはLIHIT LAB.(リヒトラブ)だった。なにしろ新製品の数がやたらと多い上に、どれもが同社らしいアイデアと小技の効いた優れモノ揃いだったのである。

全部紹介していると本当にキリがないので、特に目に付いたものに絞って紹介すると、まずは発売されたばかりの「TWIST NOTE with PEN」。もはやお馴染みとなった“開閉自在のツイストリング機構でリーフを入れ替えできるハンドメモ”に、ペンを装着したものだ。


ポイントはもちろん、この“with PEN”の部分。これまでのペン付きメモといえば「側面にスリムなペン用のペンリングを付けました」ぐらいのものだったのに対して、TWIST NOTE with PENは、わざわざ専用ペンを開発。この専用ペン後端のスリットを、メモ側面のストッカーにカチッと差し込むようにして固定するようになっているのだ。
ペンリング方式だと、例えばカバンの中に入れている間にペンがスルリと抜け落ちてしまう可能性があるが、これならまず大丈夫だろう。いざというときに「ペンがない!」と慌てずに済むのはありがたい。
もうひとつ、地味だけどこれはイイ! と感じたのが「SMART FIT ALTNA スタンドホルダー」。

書類入りのクリアホルダーをまとめ、収納して持ち歩ける「ホルダー収納ホルダー」なのだが、表紙部分を折り返すと机の上で自立してホルダースタンドとして使えるようになっている。

カバンに入れて持ち歩く時は薄くコンパクトに、机で作業するときは立てて書類を取り出しやすく、と使用範囲が広いのが大きなポイントだ。
立てるときも特に何かする必要がなく、ただ表紙を折り返して置くだけ。表紙側面についているシリコン部がストッパーになっており、簡単に自立するのである。

これは、手帳の表紙を折り返して置くだけで自立する、同社の「卓上カレンダーにもなるダイアリー」で使われているギミックだ。すでに定評のある機構(というほどややこしいものではないが)だけに、使いやすさは折り紙付きといったところだろう。

これら以外にも、カワイイ路線の「プニラボ」シリーズや便利機能搭載文房具がかなりの量で展開されていたので、秋以降はLIHIT LAB.に注目しておいたほうが良さそうだ。