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2019/9/5 19:00

月に行った最初のビーグル犬! NASAとスヌーピーが「月面着陸50周年」を盛大にお祝い

2019年はアポロ11号が月面着陸してから50周年を迎える年。そのためNASAでは月面着陸50周年を記念したイベントやグッズなどを多く展開していますが、そのなかには世界的な人気キャラクター「スヌーピー」のアイテムがあるのです。それもそのはず、アポロ10号の月面着陸船のコードネーム(識別符号)はスヌーピーと名づけられ、このビーグル犬は50年以上もNASAとともに歴史を歩んできたのです。

Credits: NASA

 

1969年7月、アポロ11号が月に着陸し、2人の宇宙飛行士が月面に足を踏み入れ、世界中に感動的なニュースを届けたのでした。それから50年が経ち、NASAでは50周年を記念するさまざまなグッズなどを販売しています。また2019年8月には、50周年記念と9月の識字率向上月間にちなみ、科学や数学などの分野STEM教育を促進するため、宇宙をテーマにしたスヌーピーの本を発表。アメリカのマクドナルドでハッピーセットの一部として販売されています。

 

NASAのシンボル

スヌーピーとNASAとの関係はいま始まったわけではなく、50年以上前まで遡ります。アポロ計画が行われた1960年代、宇宙飛行の安全性を広く伝えるためNASAは、以前から老若男女に愛されていたキャラクターであるスヌーピーをシンボルとして採用したのです。NASA職員の活躍を表彰する名誉ある賞は「シルバースヌーピーアワード」と名づけられ、宇宙服を着たスヌーピーのピンバッチが贈られています。

 

おまけにアポロ11号の月面着陸の2か月前に打ち上げられたアポロ10号の月陸着陸船につけられたコードネームは「スヌーピー」と「チャーリー・ブラウン」でした。アポロ10号の出発前にはスヌーピーのぬいぐるみもNASA職員とともに宇宙飛行士たちを送り出し、宇宙船に乗り込む前の宇宙飛行士がスヌーピーにさわる姿も記念写真として残されています。

 

さらに現在NASAが掲げている目標は、2023年の火星有人探査。その際宇宙船オリオンの宇宙飛行士が着用するのと同じオレンジ色の宇宙服を着たスヌーピーも、さっそく登場しています。

Credits: NASA

また、次世代の子供たちに向けてSTEM教育や宇宙に関する興味を広めるため、スヌーピーとNASAがコラボしたグッズなども展開されています。

 

月面着陸50周年を記念して、数か月前にはスヌーピーの日本語専用サイトもオープン。NASAとスヌーピーの歴史が日本語でわかりやすく解説されているので、宇宙に興味を持つ方や子どもたちはぜひサイトを訪れてみてはいかがでしょうか?

 

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