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ワード活用術
2017/3/16 13:07

【Word】文字の“ぶら下がり”って知ってる? 印象的な文章のはじめ方3選

報告書や論文など文字量が多い文書は、文章が続き読みにくいのが難点ですね。そんなときは、文の開始位置を変えると、レイアウトに変化が生まれ、読みやすくなります。また、リード文や参照文などはインデントを設定すると、メリハリが出ます。インデントとは、行の先頭や末尾からの空きのこと。ほかにも、段落の1行目の先頭を字下げする、1文字目を大きくしてぶら下がりに変える、といった方法でも変化が生まれます。文字サイズを大きくする場合は、行間を固定するのがポイントです。

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↑上は、左右のインデントを設定して段落の幅を狭めています。中は字下げ、下は1文字目を大きくしぶら下がりに設定しています

 

インデントで段落の幅を狭くする

段落の幅を狭くするには、左や右のインデントを設定します。

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↑段落を選択し、「ホーム」タブ → 「段落の設定」ボタンをクリックします。左インデントを設定する場合は、「インデントを増やす」ボタンをクリックします。1回で1文字分の空きができます

 

「段落」画面が表示されます。

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↑「左」欄で左インデントを、「右」欄で右インデントを指定し、「OK」ボタンをクリックします

 

左右の幅が狭くなります。

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字下げを設定する

字下げを設定するには、「段落」画面を開きます。

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↑段落を選択し、「ホーム」タブ → 「段落の設定」ボタンをクリックします

 

「段落」画面が表示されます。

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↑「最初の行」欄で「字下げ」を選択し、「幅」欄の「1字」を確認し、「OK」ボタンをクリックします

 

字下げが設定されます。

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1文字目を拡大し、ぶら下がりに設定する

1文字目の文字サイズを大きくし、2行目以降をぶら下がりに設定するには、「段落」画面を開きます。行間を「固定値」に設定して行間隔を揃えます。

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↑1文字目の文字サイズを大きくしてから、段落を選択し、「ホーム」タブ → 「段落の設定」ボタンをクリックします

 

「段落」画面が表示されます。

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↑「最初の行」欄で「ぶら下がり」を選択し、「幅」欄の「1字」を確認します。「行間」で「固定値」を選択し、「間隔」欄で行間隔を指定します(文字サイズ10.5では「17pt」など)。最後に「OK」ボタンをクリックします

 

ぶら下がりが設定されます。

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文の開始位置を変えるワザは、いかがでしたか。試してレイアウトに変化を付けてみましょう。