MAZZELの公式YouTubeチャンネル内コンテンツ「MAZZEL ROOM(通称:まぜべや)」が、“沼にハマる面白さ!”と各所で評判に。そんな「まぜべや」の映像ディレクター・カマタDを直撃した。

映像ディレクター・カマタD
映像ディレクター。’07年〜’15年まで「めちゃ×2イケてるッ!」に携わり、人気企画「やべっち寿司」や「三中ドッキリ」の制作に携わる。独立後は様々な分野の映像を制作。
【カマタD的ヒットの流儀】
1.面白いこと・楽しいことを追求する。
2.演者に過度な演出をかけず、素材を生かす。
3.10年後に観ても面白いと思えるモノを作る。
2023年10月、MAZZELの公式YouTube内でスタートしたバラエティコンテンツ。人狼やジェンガ、イス取りゲーム、ダウトなど、室内でできる簡易なゲームを主に扱うが、個性が光るメンバーたちのやりとりから最終的には神がかったオチがつくのが特徴。メンバー同士の飲み会(Ep.30)でのNAOYAの発言「酔っ払ってぴぴゃ♡」は「モデルプレス流行語大賞2025」第3位に入選した。
MAZZEL(マーゼル)
2023年、オーディションドキュメンタリー「MISSIONx2」から誕生した8人組。ハイクオリティなパフォーマンスで観る者を圧倒する反面、喋り出すと各人の独特な個性が絡み合い高いエンタメ性を放つ……というギャップに沼るファンが続出。メンバーはKAIRYU、NAOYA、RAN、SEITO、RYUKI、TAKUTO、HAYATO、EIKI。
8人の面白さにスタッフが乗っかる制作スタイル
ダンススタジオで8人のメンバーがシンプルなゲームやトークをしているだけなのに毎度爆笑させられ、1本のバラエティ番組としての完成度が高い「まぜべや」。一度ハマると、オチがわかっていても何度も観たくなってしまうという不思議な魅力がある。彼らの面白さを引き出し、動画の中に凝縮しているカマタD(通称:カマD)に、MAZZELはどのように映っているのだろうか。
「初めてMAZZELの皆さんに会ったのは、Ep.02、03の撮影20分前でした。撮影前の空気がそのまま本番につながる形で撮影してましたね(笑)。第一印象は、“仲がいいなぁ”ですね。実際に撮影が始まると、それぞれキャラが全然違うんだけど、できないところを補い合ってバレーボールをしているような感じに見えましたね。なんとなく流れが止まりそうなときに僕がトスを上げると、『お、このディレクター参加してくれるんだな』とメンバーたちが察してくれて、ちょっとずつMAZZELの輪に巻き込まれていった……みたいな、そんな初回撮影でした。
今もその感じは変わっていません。僕のほうから指示を出すことはなく、自由にゲームやトークをしてもらっています。面白いことはメンバーたちが起こしているのであって、台本や演出などは一切ナシ。本人たちの中にも〝面白いことをやろう〟という気持ちはけっこうあって、性格はバラバラなのに不思議とキレイに役割が分かれているんですよね」
8人が自然体でやりたいことをやれるように、所属事務所・BMSGが全面的にサポートしている姿勢も、「まぜべや」が面白いコンテンツとしてSNSで拡散されやすい要因になっている。
「僕はオフラインの段階ではけっこう攻めるほうで、面白いなと思った場面はそのまま使って赤字が来たら削るタイプなんですけど、MAZZELチームのスタッフさんはあまりNG出してこないんですよ。彼らの魅力を最大限に見せていきたいからなのだと思いますけど、あの寛容さはレアですね。RYUKIさんが全力でゲームを楽しんでいるがゆえに本気で怒っているところやKAIRYUさんが途中でトイレに行くところ……などなど、普通ならカットするだろうシーンも全部そのまま使っています。面白いから(笑)」
レビューなどでは、「まぜべや」からMAZZELにハマり、後からMVやパフォーマンスを見てファンになってしまうパターンが多く見受けられるが、これはカマタDの目指す理想的な形だという。
「動画コンテンツは、アーティスト・MAZZELが世間に見つかるための“入口”。最終的には、彼らの本業であるアーティスト活動にすべて飲み込まれていってくれることを信じて、1本1本心を込めて制作しています。だから『まぜべや』はどの回を見てもハズレがないように、どの回からでも入っていける内容を心がけています。そして根底には、〝一過性のものにしたくない〟という強い思いがありますね。彼らのアーティスト活動のサイドストーリーとして常に存在できるような、10年後に見ても面白いと思える〝塊〟を作り出し続けることが目標です」
MAZZEL ROOM #まぜべや の人気エピソード
■NAOYAを一番よく知ってるメンバーは誰!?【NAOYA王決定戦】
Ep.38。最も再生回数の多いドッキリ企画。打ち合わせと称して呼び出されたNAOYAにクイズが出題され、メンバーが彼の回答を当てる。NAOYAの予測不能すぎる回答にみんなが翻弄されまくる。
■RANを一番よく知ってるメンバーは誰!?【RAN王決定戦】
Ep.44。RANが主演映画『アオショー!』のニセ取材で答えた内容をほかのメンバーが予想して当てるドッキリ企画。おしゃれなことを言いたがるRANの個性と愛されぶりがわかる1本。
■EIKIを一番よく知ってるメンバーは誰!?【EIKI王決定戦】
Ep.51。同じくニセ取材で答えた回答をほかのメンバーが予想して当てる、EIKIのドッキリ企画。普段は控えめな彼がアツく激重な感情を爆発させ、普段の倍以上に声を張って進行していく姿は必見。
■まさかの奇跡がNGワードゲームで起きた!?
Ep.34。NGワードを避けてフリートークを繰り広げる。天然&素直さが炸裂する最年少のRYUKI、まったく関係ない話題で翻弄され続けるリーダーのTAKUTOなど、それぞれの個性が垣間見られる。
■負けず嫌いだらけのイス取りゲーム!
Ep.40。普通のイス取りゲームが、ラウンドを重ねるごとにMAZZEL流に進化していく様子が爆笑モノ。途中で発生する、負けず嫌いなメンバー同士の小競り合いも笑いを誘う。初心者にオススメの回。
■サイズアップゲームでチームワークを見せろ!
Ep.49。8人の連帯感が試されるゲーム。示しを合わせるための話し合いやワチャワチャしたののしり合いなど、彼らの魅力が詰まっている。同じく連帯感が試される「itoゲーム」(Ep.26)もオススメ。
■MUZEからの激ムズ問題にMAZZELが挑む!【MAZZEL王決定戦】
Ep.50。MAZZELや「まぜべや」にまつわる質問を募り、クイズ型式でメンバーが答えていく、「まぜべや」50回突破記念回。これまでの活動を振り返りながらメンバーもファンも楽しめる人気企画だ。
■ツイスターゲームに挑戦
Ep.03。カマタDが参加した初めての収録で初のゲーム回。まだ撮影に慣れず、大人しいメンバーがいるなか、彼らに軽いツッコミを入れるようなカマタD独特のテロップワークが光る、初期の名作だ。
カマタDの手がけるYouTube

国内3800万ダウンロードのスマートフォン向けゲームアプリ「逆転オセロニア」のYouTube公式チャンネル。カマタDが独立当初から映像まわりの制作を担当している。

総合格闘家・元谷友貴のYouTube公式チャンネル。試合では寡黙で厳しい表情の元谷が、実は優しくて面白いことが映し出される。独特な目線の格闘技講談や、ニコニコで質問に答えたりする姿が。
※「GetNavi」2026年2-3月合併号に掲載された記事を再編集したものです。