機械的なカクカクとした動きではなく、滑らかでしなやかな動きにするためには、人間と同じような筋肉や関節が必要。そう考えて、人間のように筋肉と関節を内蔵したヒューマノイドが開発されています。
この人型ロボットの開発を行っているのは、ポーランドのクローン・ロボティクス。まだ人型の両腕部分のみの製造にとどまっていますが、公開された動画では、両肩から左右の手のひらまで、何本もの筋肉の筋がつながっています。そして、ちょうど肋骨と背骨部分に水が蓄えられており、その水がポンプの働きで両腕の筋肉部分に流れ、動かしているそうです。
最終的には、この人工の筋肉や関節は人工の皮膚で覆われ、人間のような見た目のロボットとして完成するわけですが、皮膚の中には本物と同じような筋肉の筋が作られ、収縮を繰り返します。そのため、例えば肘の曲げ伸ばしで上腕部分が膨らんだり縮んだりするように、もっとリアルな動作を見せていくと期待できるのです。
実業家のイーロン・マスクは、将来的に人型ロボットが子どもの世話をしたり、犬の散歩をしたり、食べ物の買い出しに行ったり、生活のあらゆる場面で使われると予測しています。ロボットが日常的な場面で利用されるようになるには、より人間に近い物が求められてくるのかもしれません。
【主な参考記事】
The Sun. THE WATER-BOT Watch eerie ghost-white humanoid robot with water-powered muscles come to LIFE flailing arms & turning its faceless head. November 11 2024