家飲みコーヒーに大激震! 画期的な淹れ方の「最新カプセル式マシン」の味わいを丁寧レポート

ink_pen 2020/4/30
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家飲みコーヒーに大激震! 画期的な淹れ方の「最新カプセル式マシン」の味わいを丁寧レポート
中山秀明
なかやまひであき
中山秀明

GetNaviお酒・グルメアドバイザー。GetNavi内食・外食のトレンドに精通した、食情報の専門家。現場取材をモットーとし、全国各地へ赴いて、大手メーカーや大手小売りから小規模事業者まで、幅広く取材している。酒類に関する知識量の多さでは、大手ビールメーカーでも一目置かれる存在。GetNavi・GetNavi webのほかに、テレビや大手企業サイトのコメンテーターなど幅広く活躍。

厚くシルキーなクレマは、ほかのマシンにはない魅力

「ネスプレッソ ヴァーチュオ」の真価は、抽出して飲んで初めて実感できるといっていいでしょう。とにかく一度体験してほしいのは、クレマ(泡)のきめ細かさとボリューム感です。さっそく、朝におすすめというカプセル「ジョルニオ」から抽出していきましょう。カプセルにはそれぞれ「味わいの強さ」という参考スペックがあり、数値は1から13まで幅広く設定されています。「ジョルニオ」の「味わいの強さ」は4となっています。

↑このように本体のヘッドの部分をガパッと開け、カプセルをセット。閉めてボタンを押すだけで抽出がスタートします

 

↑これが唯一のボタン。押すと「フォンッ」という音が鳴り、抽出が始まります。エスプレッソのように気圧をかけるタイプではないので、静かなのもポイント

 

コーヒーを抽出すると、やっぱりクレマの量がまったく違う! ちなみに、ネスプレッソではスプーンを使って豊かなクレマとコーヒーを混ぜ込み、一緒に楽しむ飲み方を“新作法”として定義しています。今回もその新作法で楽しんでいきましょう。

↑見てください、このクレマ! ここまで豊かな泡を生み出せるカプセル式コーヒーメーカーは、ほかにないでしょう

 

↑泡はしっとりエアリー。柔らかなタッチで、コーヒーと一緒に楽しむ“新作法”で飲むと、まろやかなニュアンスが感じられます

 

「ジョルニオ」のコーヒーそのものの味は、フローラルでいて華やか。フルーティというよりも、花に寄った方向性の酸味を豊かに感じ、風味がきわめてエレガントです。コーヒーらしい苦味もしっかりあって、完成度の高さを感じました。

 

「インテンソ」はリッチで上品なビターテイストでミルクが合う!

次に試したのは「味わいの強さ」が9の「インテンソ」。「インテンソ」は深い、濃いという意味なので、よりストロングな味ということでしょうか。

↑「インテンソ」は色からしてビターな印象

 

「インテンソ」を味わってみると、クレマの柔らかさがあるため飲み口はスムースながら、どっしりとした苦味があって、確かに力強い味わいです。深いコクの奥には甘やかな風味も感じ、全体的にリッチで上品なビターテイストだと感じました。

↑左が「インテンソ」で、右が「ジョルニオ」。色味からして前者が深煎り系、後者が酸味系だということがわかります

 

「インテンソ」はミルクにも合いそうだと思い、試してみたところ、やっぱりビンゴ! コーヒーの味が濃いので、ミルクによってコーヒーの味がぼやけることなく、ボディのしっかりしたカフェオレが楽しめました。

 

ちなみに、カフェオレにして楽しむときは、あらかじめカップにミルクを入れてから、そこにコーヒーを抽出する「リヴァーソ」という方法がオススメです。こうすることでクレマとミルクがひとつとなり、いっそうシルキーな泡が楽しめます。

↑ミルクを少量入れてから「インテンソ」を抽出。ふわとろのクレマができました!

 

3つ目に試したのは、青いカプセルの「オダーチオ」。「味わいの強さ」は7で、「ジョルニオ」と「インテンソ」の中間のような味と予想できます。

↑「オダーチオ」を抽出。やはり厚いクレマのボリューム感には目を見張るものがあります

 

実際に試してみると、「オダーチオ」は、ブライトな力強さをもったコクが印象的。重くダークなビター感とは違う、鮮やかなニュアンスです。酸味はほどよくフレッシュなイメージで、全体的に若々しい味わいだと思いました。

 

なお、今回試した「ジョルニオ」「インテンソ」「オダーチオ」はすべて約230mlのマグサイズで、価格は各1箱(10カプセル入り)1026円です。

↑チョコレートをはじめ、お菓子によく合います

 

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