度付きのクリアレンズに交換する方法。サングラスのレンズにもオプションあり
筆者は昨年、Bose Frames Altoを入手してからずっと使っています。欧米の方に比べると、日本人に“サングラス”はあまり馴染みのないアイウェアでしょう。少なくとも筆者は夏場の日射しが強い時間帯に外を歩く時や、たまにクルマを運転するときに使う程度。ところがBose Framesの心地よいサウンドと、耳を塞がずに音楽やラジオが聴ける便利さを体験してしまうと、できれば四六時中身に着けていたくなってきました。
自宅とはいえ、常時サングラスを着けていると家族に嫌がられてしまいます。そして何より筆者はコンタクトレンズが苦手なので、度付きのクリアレンズを作りたいと思って大手の眼鏡店に相談して交換レンズをつくってもらいました。顛末については本誌で詳しくレポートしているので参考にしてみてください。
眼鏡店のJINS(ジンズ)では、現在もいくつかの店舗でBose Frames Alto/Rondoのレンズ交換の依頼を受けているようです。新しいBose Frames Soprano/Tempoも携えて相談に訪れてみましたが、製品の発売前だったこともあってレンズは製作できないという回答でした。
これはあくまで筆者の個人的な手応えですが、レンズのタイプ、フレームの形状と厚みが比較的近いSopranoは発売後に受け付けてくれる可能性もありそうです。ただ、スポーツタイプのTempoはレンズの湾曲がかなり強いため製作そのものが難しく、またレンズを固定する上側リムの溝の幅が決まっているため、厚みのある度付きレンズは装着できない可能性が高いと思います。本機についてはコンタクトレンズを付けてから、スポーツシーン等で音楽を楽しむ用途に向いているサングラスです。
ボーズからは2つの新製品に対応する交換レンズ(度なし)も発売されています。Bose Frames Sopranoは購入時にブラックの偏光レンズが装着されていますが、ミラード ローズゴールド(偏光)/パープルフェード(非偏光)の2タイプを交換レンズとして揃えています。素材は破損や傷に強いプレミアムプラスチックです。
Bose Frames Tempoには購入時にミラード ブラックレンズが装着されています。交換レンズは偏光タイプの3種類、トレイルブルー/ロードオレンジ/トワイライトイエロー。可視光線透過率(レンズの明るさ)がそれぞれに異なっています。
レンズの交換はユーザーが自分でもできますが、最初は少し戸惑うかもしれません。各交換レンズのオンライン取扱説明書を見ながら挑戦するとよいでしょう。
サングラスは苦手という方にも試してほしい。テレワークにもおすすめ
ふだんサングラスをする習慣がないという方も、メガネ型のヘッドホン・イヤホンのようなオーディオ機器として、ぜひ一度Bose Framesシリーズを試してみることをおすすめします。ヘッドホンやイヤホンとはまたひと味違う、自分の周りだけを音楽が包み込むような新鮮なリスニング体験が味わえるからです。
クリアレンズへの交換が可能なタイプの製品はビジネスシーンでも、ビデオ会議に明瞭な音声を聴いて・伝えるための“テレワーク用アクセサリー”として活躍してくれることでしょう。ボーズには眼鏡店とのコラボも広げつつ、Bose Framesシリーズをますます充実させてもらいたいと思います。
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