私は、踏み台昇降をしながら動画を観るという習慣があります。映画よりはドキュメンタリーのほうが時間が短めで、程よいスリルもあり、考えさせられながら運動できるのでおすすめです。たとえばNetflixのドキュメンタリーの場合、30分もしくは50分ほどの長さのものが多いので、踏み台を昇ったり降りたりしながら観ていればあっという間です。
ジムでもながらトレーニング
スポーツジムにも、ランニングマシーンやエアロバイクにテレビが付いているタイプのものがあります。走ったり自転車を漕いだりしながらテレビを観ることができるのです。以前は私もジムでそうしていましたが、ジムではテレビ番組しか観ることができないのが不満でした。なので、より好みの動画に没頭するために、自宅で運動することを選んだのでした。
『マンガでわかる! ゼロからはじめる女子のボディメイク』(石本哲郎・著/学研プラス・刊)は、女性が手軽にトレーニングに親しむことができるよう、マンガで親切にレクチャーしてくれている本です。そこにもながらトレーニングがいくつも紹介されていました。
ながらトレーニングは手間いらず
本でも「ながら踏み台昇降」が紹介され、その良さについて「天候を気にせず、着替える手間もなく、空いた時間にできる」と3つも挙げていましたが、私も心からそう思います。さらに上級テクとして、好きなアーティストの動画を観て一緒に歌いながら踏み台昇降するという斬新な方法も。楽しそうなので、ぜひ試してみようと思います。
本では、筋トレ中はながらはできないとしつつも、筋トレ以外の有酸素運動や日常生活などでながらを取り入れ、緩急あるトレーニング生活を送ることが推奨されています。たとえばダイエット中に小腹が減った際、何かを口にすると罪悪感にとらわれてしまいがちですが、そういう時には0カロリーのものなら良いとしています。最近は0カロリーのゼリーや0カロリーの甘味料入りの飲料などもあるので、時にはそうした品で欲求を満たすこともアリでしょう。
糖質を制限しすぎない
この本でありがたいのは、主食もお菓子も食べていい、というところ。筋トレやダイエットの本では糖質を制限するために、主食であるごはんやパンを食べないようにと指示するところもあるのですが、ガマンはかえってストレスになり長続きしないもの。本では筋トレの2時間前に糖質を摂ることをむしろ勧めています。筋肉が動きやすくなり、代謝もアップするのだとか。
筋トレを行う前に、おにぎり一個程度(糖質30グラム程度)を口にしておくと、筋肉にエネルギーが満たされ、ガゾリン満タン状態になるのだとか。特に、食後4時間以上空いてしまう時は、何か糖質を口にしておかないと、筋トレ途中でバテてしまう危険もあるそうです。特におにぎりやさつまいもなどのデンプン質のものは、ブドウ糖が含まれているためおすすめなのだとか。
ながらでも痩せられる!?
そろそろやらなくてはと思っていても、やはり気が重いのが筋トレやダイエット。この本のように、毎日やらなくてもいい、甘いものを食べても大丈夫、などと負担感が少なく、そして、好きなことをしながらトレーニングできる、そんな方法が書かれていと、ほっとします。
あまりキツイ運動はしたくない、そんな私のようなタイプの人は、この本を読むと心底ほっとできるはず。何しろ毎日筋トレしなくてもいいと書かれているので気楽です。しかも漫画のヒロインが少しずつ痩せていっている様子が描かれているので、私もいつかこうなれるかもしれない、と夢を描きやすいのです。自分にできることから無理せず少しずつ、この本片手に挑戦していこうと思っています。
【書籍紹介】
マンガでわかる! ゼロからはじめる女子のボディメイク
著者:石本哲郎
発行:学研プラス
予約の取れない人気女性専門トレーナーと助手のネコが教える、もう二度とリバウンドしない大正解ダイエット!