陸（おか）マイラーのためのマイル獲得最短ルート攻略～基本編～

マイルがたくさん貯まると、特典航空券に交換できるなどおトクがいっぱい。そんなマイル獲得に向けて、日々、様々な努力をしているのが「陸マイラー」です。今回は、“飛行機に乗らなくても貯まる”マイル攻略のワザを伝授します。

※こちらの記事は「GetNavi」 2020年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

マイル攻略はクレカ利用とポイントサイト活用が鉄則！

旅行好きの人のなかにはマイルを貯めている人が多いですよね。海外旅行で貯まったマイルを国内旅行に使うのは手軽なマイル利用法。一方、海外旅行も可能なマイル数を貯めるため、日々努力を怠らない“陸マイラー”と呼ばれる人もいます。

陸マイラーとは、飛行機に乗らずに航空会社のマイルを貯める人のこと。80年代に、海辺でサーフボードを持ちながら海に入らないサーファーを「陸サーファー」と呼んだのをモジった呼称です。

年間数十万マイル貯める彼らはまず、普段の生活で極力クレジットカードを使用。あらゆる機会にポイントを貯め、それをマイルに交換します。その際、マイルはANAまたはJALに絞って集中的に貯めるのが大事。ポイント還元率の高いカードや、マイルが直接貯まるカードは必携です。

一般的なマイルの貯め方は2パターン

・飛行機に乗って貯める

マイルを貯める基本は飛行機に乗ること。獲得マイル数は飛行距離とチケットの種類で決まり、同じ場所へ行く飛行機でも割引航空券の場合、普通運賃のチケットより貯まるマイルは少ないです。

・クレジットカードでのショッピングで貯める

クレジットカードで貯めたポイントをマイルに移行する方法も。ポイント還元率&マイルへの交換レートが高いクレジットカードを選び、日々のショッピングで根気強く利用することが必須です。

貯める前に知っとけ！マイル基本の「き」

始めに、マイルを貯めたことがない人も、これまでなんとなく貯めてきた人も、必ず知っておきたい基礎知識を紹介しましょう。

Q1.マイルに有効期限はあるの？

A.「ANA、JALともに獲得から3年間有効」

ANA、JALともに、有効期限は3年間（※）。具体的には、搭乗やカード利用などでマイルを獲得した月から数えて、36か月後の月末までとなっています。例えば、8月1日に獲得したマイルは3年後の8月末まで有効。なお、外資系航空会社のマイルのほとんどは、無期限で利用できます。

※：ANAの「ダイヤモンドサービス」メンバー期間中、JALの「JMBダイヤモンド」「JGCプレミア」会員は、マイルの有効期限がなくなり、失効しません

Q2.1マイルって何円なの？

A.「一般的には1〜1.5円ですが使い方によって5円以上に！」

航空券やツアー購入に利用できる電子クーポンなどに交換した場合の価値は、1マイル＝1〜1.5円前後と安定しています。一方で、特典航空券に交換する場合、マイルの価値は時期や行き先によって大きく異なります。航空券が高騰する繁忙期なら、1マイル=5円以上の価値になることも！

Q3.マイルを貯めると何に使える？

A.「主な交換先は、おトクに飛行機に乗れる『特典航空券』との交換」

最もおトクなマイルの使い道は、特典航空券への交換。特に、夏休みやGWなど繁忙期の航空券は、おトク度が増します（ただし、人気のため予約は取りにくくなります）。もし希望の特典航空券がなかなか取れないなら、航空券やツアーの購入などに利用できる電子クーポンへの交換がオススメ。空席がある限り利用できるため、使い勝手に優れています。

＜特典航空券以外にも使い道は色々！＞

座席のアップグレード

国際線の座席アップグレードにも利用できます。購入運賃によってはアップグレード対象外の航空券もあるため、事前にウェブサイトを確認しましょう。