昨今、和食の世界遺産登録をはじめ、ジャパンブランドが世界に進出しています。この傾向はワインも同様で、かつてはフランス産やイタリア産が絶大な人気を誇っていましたが、国産100%のぶどうによる「日本ワイン」にも注目が集まりつつあります。
ものづくり精神が凝縮した小さな醸造所が増加
そもそも、「クラフトビール」を代表として、酒類はより手作り感の高いものがトレンドとなっており、この流れはワインでも同様。かつてのワイナリーといえば、田舎のぶどう農園の周辺にありましたが、近年は東京や小樽にも小規模な醸造所が続々誕生し、「街中マイクロワイナリー」として注目されています。
東京ワイナリー
住所:東京都練馬区大泉学園町2-8-7
営業時間:不定休のため要問合せ
「東京ワイナリー」は、野菜の仲卸の経歴を持つ女性醸造家による東京都初のワイナリーで、2014年9月に東京・練馬で設立。区内にあるという好立地でアクセス至便なのが魅力です。
小規模だからこその手作りで、醸造から販売までを行っており、同ワイナリーで作られた東京ワイン2015の2本はすでに完売。東京の農産物を広めたいという思いも込められており、ワインと東京の野菜との食べ合わせを楽しめるスペースも併設しています。
小樽のマイクロワイナリーはバーを併設。銀座には日本ワインのコンセプトバーが
OSA WINERY
住所:北海道小樽色内1丁目6-4
営業時間:【木~土】14:00~20:00
「OSA WINERY」は、2015年8月に小樽にオープンしたマイクロワイナリー。1階が醸造所、2階はワインショップ兼バーとなっており、店内は石蔵を改築した心地のよい空間になっています。小樽の新たな観光スポットとしても注目です。
GRANDE POLAIRE WINEBAR TOKYO 銀座コリドー街店
住所:東京都中央区銀座八丁目2番先 東京高速道路山下ビル1階
営業時間:【月~土】17:00~23:30【 日祝】17:00~22:30
「GRANDE POLAIRE WINEBAR TOKYO」は、サッポロが展開する日本ワイン「グランポレール」のコンセプトバー。2015年12月に東京・銀座にオープンしました。
ラグジュアリーな雰囲気が漂う店内には、ブランドの全アイテムが揃い、北海道、長野、山梨、岡山など、ぶどうの各産地の味が楽しめます。
産地に縁のある食材を使った料理も味わえるので、ぜひワインとのマリアージュを楽しみたいところです。