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2019/4/1 20:00

世界に誇る伝説のホップ「ソラチエース」を使ったビールが270円で発売

 

1缶270円はきわめてうれしいプライス!

改めて、新商品の特徴を。ソラチエースならではのヒノキや松、レモングラスのような香りを独自のドライホッピング製法で引き出したのが「Innovative Brewer SORACHI1984」。ビアスタイルは軽やかなゴールデンエールですが、これはその魅力を最大限に生かした結果がゴールデンエールだったそうです。

↑350ml缶で270円(税込・参考小売価格)と、筆者が知るソラチエース使用ビールのなかでは最もおトクな価格。アルコールは5.5%と高すぎず、IBU(苦味度)は35(「よなよなエール」は41)とほどよく、比較的飲みやすいのもポイントです

 

飲んだ感想は、ハーバル&フローラルな優美さと、柑橘系の風味をまとった苦みがしっかり。どこかパッションフルーツやココナッツ的なフレーバーも感じ、それでいてウッディな香りも。これまで、ほかにもソラチエースを使ったビールを好んで飲んできましたが、多彩な要素が華やぐ独特な味わいが、ソラチエースらしさなのかなと再認識しました。

↑ソラチエースの球花の内部にあるルプリン。この黄色い粒子がホップの香り成分のもとです

 

↑ソラチエースを使った日本の先駆け的なビールが、常陸野ネストビールの「NIPPONIA」(ニッポニア)。アルコールは8%で、公式サイトでは550ml瓶が810円で発売されています

 

まさに真打ち登場といえる「Innovative Brewer SORACHI1984」。サッポロビールとしても、クラフトビールブランドにおけるフラッグシップとのことで意気込みを感じます。では、今後の展望はいかに。

 

「今回のように、ホップにフォーカスしたフレーバービール。また、ビールの楽しさや驚きを提案するビールの2軸でさらなる商品開発を展開していきます。ソラチエースに関しては、ほかのホップとブレンドすることで味の性質を変えられることなどが研究でわかってきました。ボディ感をアップさせたり香りを豊かにしたりと、可能性は無限大。こちらもご期待ください!」(新井さん)

 

本稿で何度か触れてきましたが、個性あふれるソラチエースはほかのホップより特徴を感じやすいはず。「ブルックリン ソラチエース」とほぼ同時期に全国発売となった「Innovative Brewer SORACHI1984」。後者はコンビニやスーパーなどにも並ぶので、入手しやすくなっています。飲み比べるなどして、ぜひ世界が称賛する伝説の味を実感していただけたら!

 

 

撮影/我妻慶一

 

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