1000円以下のオーガニックワインだってかなりある
発表会では、メルシャンが輸入している代表的なオーガニックワインの試飲と、マッチする料理とのマリアージュが実施されました。そのなかで一部フードの素材を提供したのは、なんとアウトドアブランドとして有名な「パタゴニア」。
↑「パタゴニア プロビジョンズ」の近藤勝宏マネージャー。ブランドの理念をはじめ、同社が先駆的に行っている環境活動などを教えてくれました
実は「パタゴニア」にはアウトドアのアパレルやグッズ販売のほかにも事業を行っており、そのひとつが日本では2016年にスタートした「パタゴニア プロビジョンズ」という食品ブランド。地球の気候変動をもたらす温室効果ガス排出の大きな原因が、現代の食品製造業であることに着目したのが設立の背景にあります。
↑ムール貝を使ったライスサラダ、サバ缶とポテトのオープンサンド、チリビーンをのせたカナッペの3種を、フランス最大級のビオディナミ実践ワイナリー「ドメーヌ・カズ」のワインとともに
ワインの味わいはぶどうの品種や製法などによって多彩ですが、オーガニックワインは化学物質による影響を受けないため、ぶどう本来の豊かな果実味や、テロワール(土壌や気候)の個性をダイナミックに感じられるのが特徴。
↑個人的にはミュスカ(マスカット)が主体の白「カノン・デュ・マレシャル ブラン」がお気に入り。ミュスカらしい上品で華やかな香り、柑橘を思わせる爽やかな風味、余韻に抜けるスパイシーなニュアンスが絶妙でした
なお、「オーガニックワイン、お高いんでしょ?」と思う人もいるでしょう。安心してください。今回メルシャンが注力して揃えたのは、高品質でありながらお手ごろ価格な銘酒の数々。参考価格とともに一部を紹介します。
↑ドメーヌ・カズの「エゴ」2430円(左)と「カノン・デュ・マレシャル ルージュ」1640円(右)
↑左から、イタリアのコロンバ・ビアンカから「ヴィテッセ ネーロ・ダーヴォラ オーガニック」1100円(左)、「ラ・コロンバ・ピッコラ シラー オーガニック」870円(中央)と、スペインのメスタから「オーガニック テンプラニーリョ」900円(右)
ドメーヌ・カズは比較的高価ですが、同ワイナリーはビオディナミのパイオニアとして知られ、世界中の三ツ星レストランで採用されている一流御用達の名門。贈り物にもオススメのオーガニックワインです。その他のワインも酒販店以外のスーパーなどで販売されるとあり、手にしやすいのが魅力。これからは、オーガニックをひとつの軸に、ワイン選びの参考としていただけたら。
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↑「オーガニックワインって何だっけ?」「なんで流行ってるの?」という人はぜひ一読を ↑一例。EUで最も有名な有機認証機関「ユーロリーフ」、フランスのビオディナミ農法によるワインの認定団体「ビオディバン」のロゴが表記されています ↑メルシャンの公式サイトより ↑世界でも拡大しており、2023年には消費本数が10億本に迫ると予想されています ↑意外なことに、最も認知率が低いのは40代というデータが出ています ↑「パタゴニア プロビジョンズ」の近藤勝宏マネージャー。ブランドの理念をはじめ、同社が先駆的に行っている環境活動などを教えてくれました ↑ムール貝を使ったライスサラダ、サバ缶とポテトのオープンサンド、チリビーンをのせたカナッペの3種を、フランス最大級のビオディナミ実践ワイナリー「ドメーヌ・カズ」のワインとともに ↑個人的にはミュスカ(マスカット)が主体の白「カノン・デュ・マレシャル ブラン」がお気に入り。ミュスカらしい上品で華やかな香り、柑橘を思わせる爽やかな風味、余韻に抜けるスパイシーなニュアンスが絶妙でした ↑ドメーヌ・カズの「エゴ」2430円(左)と「カノン・デュ・マレシャル ルージュ」1640円(右) ↑左から、イタリアのコロンバ・ビアンカから「ヴィテッセ ネーロ・ダーヴォラ オーガニック」1100円(左)、「ラ・コロンバ・ピッコラ シラー オーガニック」870円(中央)と、スペインのメスタから「オーガニック テンプラニーリョ」900円(右)