ハロウィンが終わると、世の中はあっという間にクリスマスモード。その切り替えは年々早くなっている気がします。今日から11月。クリスマスなんてまだ先と思う方もいるかもしれませんが、飲食業界ではすでにクリスマスを盛り上げるための準備が始まっています。なかでもスターバックスは、11月からクリスマスまでの間、3回に分けて限定ドリンクを発売。今回は本日発売のホリデーシーズン第一弾ドリンクをご紹介します。
皆さんは、「ジンジャーブレッドハウス」を知っていますか? ホリデーシーズンと呼ばれるこれからの時期(11月〜12月)に、欧米の家庭でクリスマスに向けて作られるお菓子の家のことです。スパイスがたっぷり混ぜ込まれたジンジャーブレッドクッキーを土台に、チョコレートやキャンディ、ナッツなどでデコレーションします。スパイスの香りがするこのお菓子には、魔除けの意味があるといわれています。
スターバックスがホリデーシーズンに発売するドリンク3種類に共通しているのは、ジンジャーブレッドハウスをモチーフに作られていること。本日発売の「スノーピーカンナッツラテ」と「スノーピーカンナッツフラペチーノ」は、お菓子の家の屋根に積もった雪をモデルにしています。
“積もった雪”の正体は「ピーカンナッツチョコレート」と「ミルクキャラメルパウダー」
同商品、ラテ/フラペチーノともホイップにかかる「ピーカンナッツチョコレート」と「ミルクキャラメルパウダー」が“積もった雪”を表現しているんだそう。
ピーカンナッツチョコレートとは、ホイップの上に散らばるキャラメル色のキューブのこと。ピーカンナッツとアクセントにパフが練りこまれたホワイトチョコレートです。カリッというナッツとサクッとしたパフの食感、そしてホワイトチョコレートの口どけ、3つの感触を一度に楽しむことができます。
ミルクキャラメルパウダーは、ピーカンナッツとの相性がいいまろやかな味わい。粉砂糖ではなく、あえてキャラメルパウダーを使うことで、キャラメルのほろ苦さにナッツの香ばしさが引き出されています。
ちなみにピーカンナッツとは、細長いくるみのような形をした木の実のようなもの。くるみよりも渋みが弱く、ナッツ本来の甘みの方が強く感じられるのが特徴です。ラテとフラペチーノどちらも、ピーカンナッツチョコレート以外に2か所、ピーカンナッツを使っている部分があります。
ホイップとドリンク部分にピーカンナッツが使われている
ひとつ目はホイップクリーム。少しわかりにくいかもしれませんが、実はこのホイップ、ピーナッツバターのようにほのかなベージュ色なんです。これは、「ピーカンホイップクリーム」という、ピーカンナッツ風味のクリーム。この時期限定のホイップクリームが、ドリンク全体に統一感をもたらしています。
そしてもうひとつがドリンク部分に使われている「ピーカンナッツソース」です。ラテは、ドリンク部分がピーカンナッツソースとエスプレッソ、ミルクで作られています。そしてフラペチーノは、ホワイトチョコレートフラペチーノとピーカンナッツソース。エスプレッソが入っているラテの方が、ほろ苦く大人向けの味です。
それに対しフラペチーノは、ピーカンナッツソースがマーブル状に混ぜ込まれているので、ソースが濃い部分や薄い部分だけをピンポイントで飲んだり、全体を混ぜて飲んだりと1杯で様々な楽しみ方ができます。
フラペチーノをもう少し大人の味にしたいときは、カスタマイズでコーヒーを追加することができるので、ぜひ試してみてください。カスタマイズの話が出たところでひとつお得な情報を。
各種素材の増量は無料
実は、今回のドリンクの特徴である「ミルクキャラメルパウダー」「ピーカンナッツチョコレート」「ピーカンホイップクリーム」「ピーカンナッツソース」の4つの素材はどれも無料で増量できるんです。好みに合わせてピーカンナッツの味を強めることができるので、いろんな組み合わせを楽しんでみてください。
私は両ドリンクとも、ひとあしお先に試飲をさせてもらったのですが、個人的には、きな粉のような、雪見だいふくのような……、優しい和菓子のような味のドリンクだなと感じました。材料だけを見ると、ピーカンナッツにキャラメルパウダー、ホワイトチョコとまったく和の要素はないのですが、飲んでいると懐かしい気分になり心がホッとするんです。スタバのドリンクを飲み慣れていない年配の方でも飲みやすい味なのではないでしょうか。
いよいよ始まったクリスマスシーズン。第二弾のドリンクは11月10日に、第三弾のドリンクは12月に発売が決定しています。今年は、スタバのドリンクと一緒にクリスマス準備をスタートさせてはいかがでしょうか。