Googleは今後数カ月をかけて、モバイルデバイスのGoogleアシスタントを生成AI「Gemini」に置き換えることを発表しました。

2025年後半までに、従来のGoogleアシスタントはほとんどのモバイルデバイスで利用できなくなる見通しです。また、モバイルアプリストアからのダウンロードもできなくなります。
この移行は、スマートフォンだけでなく、タブレット、自動車(車載システム)、ヘッドホン、スマートウォッチ、その他のスマホと連携するデバイスも対象となります。また、スピーカーやディスプレイ、テレビなどの家庭用デバイス向けには、Geminiを活用した「新しい体験」が提供される予定です。
ただし、次のデバイスはGeminiへの移行対象外となります。
- Android 9以前のOSを搭載したデバイス
- RAM 2GB未満のデバイス
Googleアシスタントは2016年に登場し、約10年にわたり音声アシスタントとして活躍してきました。しかし、生成AI技術の進化に伴い、より高度なGeminiに置き換わる形となります。
過去1年間に発売されたGoogle Pixel、サムスン、OnePlus、モトローラ製のスマホは、GoogleアシスタントからGeminiに置き換えられています。Googleも「すでに何百万人ものユーザーが切り替えている」と述べています。
Geminiは2024年にリリースされた当初、スマホでの利用には多くの機能が不足していました。しかし、その後のアップデートにより、ロックを解除せずにさまざまな機能が使えるようになり、一般的な質問への回答、リマインダーの作成、電話の発信やテキストメッセージへの応答などが可能となっています。
今後さらにGeminiが進化し、日常生活をより快適にすることを期待したいところです。