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2025/6/21 19:00

MacBook Air M4は結局「買い」なの? 今だからこそ押さえておきたい、購入判断のポイントを専門家が解説

今春もAppleは、スマホやPCの新製品を続々発表した。先日はAIプラットフォーム「Apple Intelligence」が日本でも利用可能になるなど、話題に事欠かない。

 

そんな同社の新製品やサービスを、専門家が使い倒してリアルにレビュー。今回はメインで使える高性能マシンに進化した「MacBook Air」。今読んでも遅くない、むしろ今だからこそ押さえておきたい徹底レビューをお届けする。

 

【私が試しました!】

テクニカルライター・湯浅顕人

PC&AVやデジタルガジェットに詳しい。外出先での仕事も多く、MacBook Airは2014年モデルから愛用。

 

薄型軽量を保ちつつ最新チップで高速化! 在宅ワークにも外出先にも対応できる!

Apple
MacBook Air
16万4800円(13インチ/M4)~

 

「M4」チップを搭載し、選択できる内蔵メモリも最大32GBにスペックアップ。Dolby Atmos対応マルチスピーカーや、Wi-Fi 6E、Touch ID(指紋認証)などは旧モデルから踏襲されている。カラバリはスペースグレイが廃止され、スカイブルーが追加。

↑USB Type-CのThunderbolt規格が「3」から「4」にバージョンアップ。2台までの外部モニター(最大6K/60Hz)が使用できるように。

 

自宅でもメインで使える高性能マシンに進化

Appleの薄型軽量ノートPCである、Mac Book Air (以下、MBA)。新作の最大の変更点は、SoC(CPUなど主要な処理を行うチップセット)として「M4」が採用されたこと。これにより、動画編集など負荷の高い作業も、より快適にこなすことができるようになった。それでいてサイズやバッテリー駆動時間は前モデルと同等をキープしているのは美点と言えよう。

 

また、M4はAI処理にも高い性能を発揮する。M4を搭載したMBAなら、どこへでも気軽に持ち歩いて、たとえインターネット接続できない場所でも、Apple Intelligence を快適に使うことができる。

↑Apple Intelligenceを利用したアプリ「Image Playground」。写真ファイルや文字での指示を与えていくと、画像を生成する。

 

もうひとつの大きな変更点は、接続できる外部ディスプレイが2台まで増えたこと。本体と合わせて、最大3枚の画面が同時に使えるようになった。処理の高速化とあいまって、自宅でのメインパソコンとしてこれまで以上に使いやすくなったと言えるだろう。

 

さらに、キートップの刻印が「かな」から「あいう」に、「英数」から「ABC」に変更されるという、わかりやすさへの配慮も。

 

確実にパワーアップを遂げながら、価格は旧モデルから据え置き。様々な理由で、これまでMBAの導入に踏み切れなかった人の背中を押してくれる一台だ。

↑「デスクビュー」機能。オンライン会議などで本体手前に資料を置くと、俯瞰から撮ったような映像として相手に見せられる。

 

↑MacBook各モデルSPEC比較。

 

【イチオシPOINT】センターフレームカメラでいつも自分が中央に!

「新型MacBook Airから搭載された機能『センターフレームカメラ』は、撮影範囲内で自分が動き回っても、自動的に中央にくるよう表示してくれます。カメラの位置を意識して姿勢を固定させなくてすむので、長いオンライン会議のときにも疲れが軽減されました」(湯浅)

↑センターフレームの設定は簡単。FaceTimeなど、ビデオ会議アプリを実行中にメニューを開き「センターフレーム」をオンにするだけ。

 

【コレもCHECK!】

Mac Studio(M4 Max)
32万8800円

高性能な「Apple M4 Max」チップを搭載したデスクトップPC。36~128GBまで選べる内蔵メモリや512GB~8TBまで選べるSSDで、プロの動画編集やAI加工など負荷の高い作業を快適にこなすことができる。ディスプレイは最大5台まで接続可能。

↑豊富な端子を装備。左側4つのUSB Type-C端子はThunderbolt 5対応で、最 大120Gb/sのデータ転送が可能だ。

 

※「GetNavi」2025月6月号に掲載された記事を再編集したものです
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