パナソニック コネクトは10月20日、モバイルノートPC「レッツノート」の最新モデル「SR」シリーズを発表しました。個人向けの店頭モデルとWeb直販モデルを用意し、個人向けの店頭モデルは11月11日発売、Web直販モデルは本日予約受付開始で、11月11日ごろのお届けを予定しています。
SRシリーズは、「『働く』を自由にする究極のコンパクトモデル」とうたう製品。同社は、コロナ禍を機にリモートワークが普及し、オンラインを前提とした働き方が進んだ一方、対面コミュニケーションによる重要性が再認識され、オフィスのあり方が見直されたほか、オフィスや取引先訪問などに向かう人々が戻りつつあるとしています。
そのなかで、リアルとオンラインが融合した働き方をサポートするノートPCが求められると考え、ビジネスに特化したモバイル性と、Web会議などの高付加作業を支える高性能を兼ね備えたSRシリーズを発売するに至ったとのこと。
ディスプレイは12.4インチで、解像度は1920×1280ドット、アスペクト比はビジネス向けノートPCとしては主流になりつつある3:2を採用。12.4インチはあまり見慣れないサイズですが、パナソニック コネクトの担当者いわく、ディスプレイはアスペクト比から決め、そこから13インチ台か12インチ台かを検討し、少しでもコンパクトな方がいいということで決まったそうです。
本体サイズは約幅273.2×奥行208.9×高さ19.9mm。また、ディスプレイの額縁を5.6mm幅に抑えており、これにより、A4用紙に収まるサイズ感を実現しています。加えて、重量は約859gから、バッテリーは約9.5時間からとなっており、モバイル性を追求したスペックといえます。
デザインもこれまでのモデルから刷新。カラーには新しく、トーンを抑えて落ち着いた色の「カームグレイ」を採用しています。また、ベゼルを黒くすることで、ディスプレイ上部のカメラやセンサーを見えにくくし、スマートな印象にしたとのこと。このほか、ベゼルとの配色バランスを図ったキーボードや、マット仕上げのパッドリングなど、細部までデザインを変更しています。
一方でレッツノートらしさも残しており、豊富なインターフェイスは健在。HDMI出力、Thunderbolt 4×2、USB 3.0 Type-A×3、有線LAN、SDメモリーカード、アナログRGBをそろえています。
ほかにも、最大100kgfの加圧に耐えられる堅牢性や、着脱式バッテリーなど、レッツノートの特徴はそのまま引き継がれています。
なお、SRシリーズは新たにAIセンサーによるセキュリティ機能を搭載。離席時に自動でPCをロックするほか、PC画面を第三者に覗き込まれるとポップアップでのぞき見注意と表示されるなど、セキュリティ性も強化されています。このAIセンサーは同社独自のもので、離席時のPCロックは最短で約1~6秒を実現するなど、ほかのセンサーとは違うとのこと。
個人向けの店頭モデルのハイエンドに位置する「CF-SR3HFPCR」のスペックは、インテル Core i7-1260P プロセッサー、16GBメモリー、512GB SSD、タッチパネル付き液晶、LTE(eSIM対応)、約16時間駆動バッテリー、Windows 11 Proという構成。価格は42万1000円(税込み)です。
Web直販のハイエンドモデルのスペックは、インテル Core i7-1270P プロセッサー、32GBメモリー、512GB SSD~、5G対応デュアルSIM(nanoSIM+eSIM)、バッテリー約9.5時間~、重量約899g~、Windows 11 Proとなっています。価格は45万3200円~(税込み)です。Web直販モデルではSSDやバッテリーのほか、天板のカラーもカスタマイズ可能。